#ショートショートnote 2本目
ランダムお題
「おじいちゃん」+「パーティー」
私はとても賑やかなところに居るようだ。
たくさんの人間がいる。
大人も子供も。
1人の子供の前に大きなケーキが置いてある。
ケーキには5本、ロウソクが刺さっている。
ふと気付いた。
聞いたことがある声が混ざっているような?
ケーキの前にいる子供の横に、見たことがあるような人間がいた。
その人間が、子供を連れて私に近づいてくる。
「この時計、おじいちゃんの家にあったのよ」
「あなたの誕生日パーティーのプレゼントに貰ってきたの」
「でも、この時計、もう動かないよ」
「おじいちゃんと同じ100歳まで動いていたのよ」
「なおったらまた動くかな?」
「そうね、修理してみましょうね」
私はまた、この子供と100年休まずに過ごせるのかもしれない。