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ホリスティック医学・統合医療と自然治癒力

病気になって医者や病院に行くと薬をなにがしかくれます、それを飲めば治ると信じる。でもほんとうにそうなんでしょうか?
薬がなければ治らないのだろうか?そもそも薬が病気を治してくれるのでしょうか?

実は、人間を含むすべての生きものの身体は、自分で自分の不具合(病気)を治し健康を保つ力を内に秘め持っています。これを自然治癒力とか、Spontaneous Healingとか言います。
医学の父であるヒポクラテスの格言にもあるように、「人間は誰しも体の中に百人の名医を持っている。私たちの内にある自然治癒力こそ真に病を治すものである」のです。
薬はその自然治癒力が発現するのを助けているだけなのかもしれません。薬が病気を治す訳ではないと思います。

薬や医学のことを英語ではmedicineって言いますよね。”メディカル”って言葉は日本語化しています
この言葉は、実は大変深い意味を元々持っているのです。
「秩序を産み出す思慮深い行動」という意味です。「他者や自然とつながり、調和した生き方」とも解釈できるでしょう。
怒り、嫉妬、憎悪などのネガティブな感情や想念は病気を引き起こします。明るく前向きな気持ちがもっとも有効な「薬」です。

「瞑想」を意味するmeditationも元々は同じ言葉から来たそうです。瞑想は自分の意識を深く潜在意識まで内観して、心のコアにあるSpirit(魂)とつながる行為です。

心(想い)のあり方を変えてみる、すなわち意識が変われば、身体の状態も変わります。内なる治す力(自然治癒力)も、その人の意識次第で強まったり弱まったりします。心と体はひとつ(心身一如)なのです。
意識(想念)のもつ力や、自然治癒力をもっと信じましょう。

どうも人間のボディとは、目に見えない宇宙のエネルギー(波動)の通り道であるようです。その流れが滞ると病気になります。伝統医療はそのことを理解していました。中国の氣という概念やインドのプラーナもそうです。

今、物質主義に囚われた現代医療の様々な問題(抗癌剤や向精神薬、ワクチンの副作用など)が噴出し、否定的な言説も多く聞かれます。
多剤耐性菌など、どんな抗生物質も効かない病原菌が出現しています。コロナパンデミックで大きな問題になっているCovid19ワクチンも、mRNAワクチン自体のリスクに加えて被接種者にとっての感染予防効果や重症化リスクの軽減効果が疑われています。
つまり、抗生物質の発見やワクチンの開発で、近代西洋医学は人間と病原菌やウィルスとの闘いに勝利したというのが幻想だったことが明らかになっています。

ホリスティック医学の形容詞であるホリスティック(Holistic)という言葉は、ギリシャ語で「全体性」を意味する「ホロス(holos)」を語源としています。 そこから派生した言葉には、whole(全体)、heal(癒す)、health(健康)、holy(聖なる)…などがあり、健康-health-という言葉自体が、もともと「全体」に根ざしています。
人間の状態を全体的に見る視点が、臓器(器官)や細胞、やDNAやタンパク質などの生体分子といった「部分」の異常に病気の原因を探る要素還元主義や、投薬による対症療法に偏向して、臓器毎に細分化された西洋近代医学には欠如しています。

しかし私は現代医療を全面否定は敢えてしません。世界各地の古代から受け継がれてきた叡智である伝統医療と、唯物主義・要素還元主義・人間機械論に基づく現代医療を、二極分離させず「統合」していく「統合医療」や「ホリティック医学」という希望の道があるのではないかと思っています。
その生命エネルギー(氣)は、臓器や器官ごとに固有の振動数(周波数)を持っており、バイブレーション(振動)を上げたり、調整する全く新しい治療法も、「波動医療」としてドイツなどから発信されています。

米国では、統合医学の世界的第一人者であるアンドリューワイル博士を中心に、アリゾナ大学に正式な統合医療(ホリスティック医学)の講座も設けられ、大学病院でもその治療を受けることができるようです。
ワイル博士は「今の地球の医療のあり方は高度な文明を持つ宇宙人から見るととても変だと思うでしょうね。自発的治癒力を忘れていることは現代医学の大きな誤りの一つです」
と真顔でおっしゃります。

アンドリューワイル博士

日本の古神道のスピリットには、自然を敬い、自然に学びながら受け継がれてきた叡智が、もともとにあります。その叡智と最先端の科学技術が出会い新たな調和が生まれた時に、人体という自然の内なる調和、そして人間と地球環境という外なる自然との調和を回復する持続可能な未来も見えてくると思います。

しかしながら、現代の日本はどうも明治維新以降に、輸入された西洋近代医学偏重の医学教育の影響なのか、伝統医療や代替療法を認めず、似非科学やカルトとして排除する傾向がまだ強く、大学の医学部において統合医療の専門家を養成するしくみがありません。

自然界にあるいわゆる生薬に関しても有用性はあると思います。自然から採取された伝統医療で使われている漢方薬などの薬草(生薬)は、意識へも作用するようです。
まさに病気は、肉体という「機械」の単なる故障ではなく、心(ココロ)と体(カラダ)のバランス、環境とのつながりや調和が崩れていることに原因があります。エコロジー(すべての命がつながっている生態系)とヒーリング(癒し)も深いレベルで関係しているように思います。

*参考サイト:日本ホリスティック医学協会


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