飲み物の記憶
今日は抹茶ティーラテにした。
抹茶のグリーンが映えるラテを一口いただき、口の中に広がるお茶の香りに突如昔の記憶がよみがえる。
冬なのに夏の記憶。
子供のころは夏休みは決まって帰省していた。
静岡県、言わずと知れた茶どころ。
子供心にも田舎でいただく食後の緑茶はスキっとして美味しかった。
さて、抹茶ティーラテをいただいてよみがえった記憶のことだが、それはこのことだ。
竹茗堂 ウス茶糖 。
密封タイプの袋に入った粉末状の抹茶をスプーンでコップに移し、冷たい水で溶かしていただく。
エアコンのない時代、うだる暑さを和らげる、文字通り一服の至福の清涼剤だ。
砂糖も入っていて、小さな丸いあられも確か入っていたと思う。
抹茶の軽い苦みと、砂糖の甘味、そしてあられのカリカリ食感。
頭の中では当時の映像がキラキラと輝いている。
県民性や特産物を取り上げる人気TV番組でも取り上げられたそうで、好き嫌いは分かれるようだが、私は好きなのであまり関係ない。
冷水ではなく牛乳で割るのもイケる。
カルピスの割り方と似ている。
水でもミルクでもうまい。
甘党はお試しあれ。
そいえば帰省先の竹茗堂の店舗がなくなってから10年は経っただろうか。
便利なもので今はアマゾンなどで簡単に手に入る。
この夏、また買って飲んでみよう。
おしまい