やっぱり千葉が好き!?(野田市編)
昨年から県をまたぐ移動が制限されていた中でよかったことは、地元である千葉県の魅力を再発見できたことです。
ということで、今回は野田市編です。
まずは、千葉県立関宿城博物館です。
こちらの博物館は、利根川と江戸川の分流点にあり、建物のうち、天守閣部分はかつての関宿城を再現したものだそうです。「河川とそれにかかわる産業」がテーマとなっており、利根川や醤油産業の歴史などについて学ぶことができます。
私が一番びっくりしたのは利根川はもともと東京湾に流れ込んでおり、江戸時代の大規模な河川工事で今ある流れへと変わっていったということです。大きな重機もなかった時代に人の手でどのように工事したかなども知ることができます。
こちらは醤油などの物流に使われていた船の模型です。細い水路を行き来しやすにように船先が滑らかになっているのが特徴です。
ちなみに、この地域で醤油産業が盛んになったのは醤油の原料となる大豆や塩、麹などが手に入りやすかったからだそうです。
最上階の天守閣部分では360度のパノラマを楽しむことができます。遠くに見えるのは筑波山です。
こちら側からはお天気が良ければ富士山も望めるようです。
お次は、上花輪歴史館です。
こちらの歴史館は、江戸時代の名主であり、醤油醸造を家業としていた高梨 兵左衛門家の屋敷を保存公開している 博物館です。
庭園と展示棟は自由見学ですが、おすすめは予約が必要な住宅の内覧付きのコースです。
こちらはお客様用の正面玄関です。見学者は右側の入り口から入って、中に入ると専用の靴下に履き替えます。(この靴下はお土産にいただけました。)
建物の中は撮影禁止ですが、窓の外は撮影OKだそうです。
伝統的な和風の建築と洋風の内装や家具との組み合わせが、モダンでとても素敵です。案内の方が1時間くらいかけて当時の生活の様子なども丁寧に説明してくれるので、当時に想いを馳せてタイムスリップしたような気分になれます。
普段は障子だそうですが、夏季限定で御簾仕様になっていました。暑い日でしたが、室内は風が通って思ったより涼しかったです。
以前は中でお茶もいただけそうですが、今は残念ながら中止しているそうです。
こちらはクロモジの垣根だそうです。
お庭も素敵でした。
竹藪もありました。
駐車場の隣にある醤油工場の跡です。こちらの建物は外から見るだけでしたが、本館の展示棟では醤油造りの工程や道具なども展示されています。
野田といえば醤油が有名なことは知っていましたが、その歴史に触れて、さらに興味が湧いたので、今度は醤油工場の見学にも行ってみたいです!
また、今回写真はないのですが、野田市の歴史に興味を持ったら、野田市郷土博物館もおすすめです。市内で出土した、土器や土偶などが展示されているほか、敷地内の旧茂木佐邸(醤油醸造で有名な茂木佐平治の邸宅で大正期の和風住宅)も見学することができます。
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