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首の痛みの根本原因がまさかそこに?

ちょっと前のことなのだけど、とても興味深いIntegrated Healingのセッションをさせてもらったので、今日はそのことを書く。

クライアントさんはN。セッションのトピックは「首の痛み」。
(ご本人から了承をいただいています)

いわく、体にいろんな痛みがあったのを、さまざまなケアをして改善できてきているが、首の痛みだけはしつこい、とのこと。

ご本人の潜在意識(筋肉の反応)に確認すると、そのトピックでセッションできるという返事だったので、早速スタートした。

そしたら、ヒーリングのメニューを選ぶ直前の過程で、「Nさん本人が根本原因を思い出す必要がある」と出てきた。

根本原因となったのは、人で、男性、というところまでNさんの潜在意識に確認を取れたのだけど、ここからはNさんご本人に名前をあげてもらわないと進まない。

Nさんが最初に挙げたのは、父親や兄。でも、それではないというのがNさんの潜在意識の返事で、家族や親族ではなく職場の関係者、しかも上司にあたる人だと言う(by Nさんの潜在意識)。

しかし、ここからが新米プラクティショナー(私)の力の試されどきであった。

というのも、Nさんが「Aさん?」「Bさん?」と次々と職場の上司の名前を挙げてくれるのに、Nさんの潜在意識はことごとく「それではない」という反応だったから。

さすがに不安になってくる。

本当に職場の上司なのか?

そもそも今回のセッションのお題は首の痛みだぞ?

ようやくNさんが、「もしかしてアメリカで一番最初の職場の、あの人? すぐ上の上司ではなくてかかわることは少なかったし、名前ももう覚えてないけど…」と呟いた時に、「それだ」と潜在意識の反応があった。

いやー、Nさんも驚いていたけど、私も驚いた。「本当!?」って。

「その人について、どんな記憶があるのですか」とNさんに聞くと、「直接自分が被害を受けたわけじゃないけど、すごく人種差別をする嫌な人だっていう記憶」との返事。

「人種差別」というキーワードにNさんの潜在意識が反応したので、そのことを告げると、「どんなに頑張って仕事をしても人種差別で不当に首になるかもしれないって嫌じゃん」とNさん。

ここで「首」というキーワードが出てきたのが個人的にすごく興味深かったが、Nさんの潜在意識の反応は「もう十分な情報を引き出せた」とのことだったので、次のステップ、ヒーリングのメニューを選ぶところに進んだ。

ヒーリングのメニューで選べばれたのは「ネガティブな扁桃体の記憶を除去する」こと。

扁桃杯というのは、恐れがあった時の条件反射を形成して、それを保存する役割があるのだが、本人の顕在意識がその恐れをすっかり忘れていても、条件反射的に恐れに基づいた反応をするということをしてしまう、とされている。

これは私の分析に過ぎないのだけど、Nさんの場合、ずっと昔、アメリカで就職して初めての上司が人種差別をする人だったことで、「いつ首を切られるかわからない」恐れが植えつけられ、その反応が(意識できない部分で)繰り返し続いたことが首の痛みになっていったのかもしれない。

って、思いながらも「本当かなぁ?」って疑っていたんだけど、すごいのはセッションを終えた時のNさんの顎の位置が変わっていたこと。

セッションが始まる前は、首が痛いからか、マッサージテーブルに仰向けになっても顎が突き出るような姿勢だったのに、その顎が引っ込んでいたのだ。

「あ、首、軽くなっている」とマッサージテーブルから起き上がったNさんが言った時は、さらに驚いた。

本当か!?

IH、すごい!

IHのすごさもそうなんだけど、体の面白さも再認識したセッションとなった。

誤解を恐れずに言えば、症状ってやっぱりサインなのだと思うのだ。

「ここに不調和がありますよ、気づいて」っていう。

ただ、その不調和を引き起こしている原因は深いところにあることが多くて、だからどうにもリーチしにくいのもまた事実で、そこにスパッと素早く辿り着くIHってすごいなって思う。

と最後は結局、IHの宣伝になってしまった。てへ。

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