ゲーム
今や老若男女、色んなゲームに興じる世界になった。
私が子供の頃にはゲームは諸悪の根源とされ、一日一時間という厳しいルールを課せられる家庭が非常に多かった。
ドット絵+4音で表現される世界を「想像力」で補完して、たった一時間の様々な大冒険に出かけた小学生。
ソフト、ハードのスペックが大幅に改良され、ボタンの数が一気に3倍になった中学生。
高校生になると、ソフトはカートリッジからCDへと進化した。
程なくして3Dポリゴンが一般化すると、ゲームは今までとは全く違う次元に突入する。
もはや実写なのかCGなのか、ムービーなのかプレイ中画面なのかも区別がつかなくなっている。
そして今は「オープンワールド」と言う、目的すらプレイヤーに任せられた世界が主流になり、より自由度、没入度が増した。
ただ、ゲームから得られる感情の振り幅は年々小さくなっており、画面の綺麗さとは反比例している。
今、私にコントローラーを握らせるきっかけは紛れもなく「人」だ。
予測のつかないオンライン対戦、これに尽きる。
仲間内で他愛もない冗談を言いながら、会ったことのない世界の誰かとの戦いに興じている。
仲間、と書いてるがそれも会った事のない人がほとんどだ。
不思議な縁で繋がった仲間たち。
今後のメタバース化社会での繋がりは、こんな形になるのだろうか…
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