どの立場での選択なのかを意識してみる
今日は北九州市民カレッジの「社会教育・生涯学習講座」が、「”つながり”がもたらす子育て家庭の出会いと学び」をテーマに開催された。
「実家より実家”じじっか” 実践発表とインタビューダイアログ」ということで、一般社団法人umau.副代表の中村路子さんが講師。
じじっかは、元々は母子家庭の当事者団体として活動していたものが、法人化して現在の活動に取組まれているとのこと。
貧困を断ち切る!という明確な目標のもと、支え合いができるプログラムを行っているんだけど、ネーミングのセンスとか、場づくりのデザインとか、1つ1つこだわりがあっておしゃれ。
講師の話を受けて、コーディネーターの宮嶋先生が、「実践と紹介したけど、実践ではなくて家族ですね」と言われていたように、家族のような関係性をつくっているというか、中村さんにとってはもはや家族だからこその対応なんだろうなと思えるようなエピソードがたくさんあった。
受講生からの質問も活発に出ていて、この質疑によって、講師の思いがどんどん引き出されていく感じも良かった。
おもしろいなと思ったのが、「ミドルネームをつける」という話。
例えば、意見交換をしている時に、それは中村路子さん個人としての選択なのか、それとも中村・じじっか・路子さんとしての選択なのか、自分の中での違いを意識するようにしているとのこと。
言われてみると、私個人としてはこう思うけど、仕事やNPOとか、組織の中での自分の立場としてどう考えるかというのは、また別だったりする。
そういうのを意識してみるって大事かも、と思った。