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事例発表を聞く前に

火曜日に参加した国社研のオンライン研修。

午前の後半は、「共に学び支え合う生涯学習・社会教育に取り組む生涯学習センター等の実際」というテーマでの、3つの事例発表とディスカッションだった。
講師・コーディネーターをするのは、大分大学教育マネジメント機構基盤教育センター教授の岡田正彦さん。

事例は、九州共立大学地域連携センターと、群馬県生涯学習センター、札幌市生涯学習センターの取組みについて。
事例発表の前に、事例を検討する視点についての説明があった。

①事例における取組の着眼点や課題解決、連携のあり方など成果の分析。
事例の優れた成果について、着眼点や課題解決の方法、連携のあり方などを分析し、取組を推進するポイントを考察する。

②自センター(大学)の取組に引きつけてシミュレーションする。
取組の優れたところを参考にして、自分のセンターや大学で取組む、あるいはそのようなセンターと連携するにはどうすればよいか検討する。

③メタ分析を行う
個別の優れた事例を聞くことで元気になることに加え、その着眼点や方法、連携のあり方などを一般化し、他の取組でも汎用的に活用できるよう、教育資源の使い方、連携の進め方、地域での仕組みづくりなどを考えてみる。

色々な研修で事例発表があるけど、「いい話が聞けて良かった」「あの人(地域)だからできることだ」で終わってしまうことってよくある。

こんなふうに、事例を聞く前に、その事例をどんな視点で聞いたらいいのかの説明があると、聞き方も随分違うんじゃないかと思った。
今後事例を聞く時の参考にしたいし、自分が主催者側の時も取入れてみるのもいいかもしれない。

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