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ご存知ですか?【鋳造】でこんなものつくれます!

鋳造(ちゅうぞう)は、金属加工のなかでももっとも歴史のある基礎的な加工技術です。今回ご紹介するのは、砂型鋳造について!

つくりたいカタチの砂型に溶けた金属(インゴット材)を流し込み、冷やして固めることで、 複雑な形の製品を作ることができます 。
塑性(そせい)加工・除去加工とならぶ代表的な金属加工法ですが、切削加工エンジニアにとってはなじみの薄い分野でもあります。

まずは、つくりたい製品の図面を元に砂型の方案を決めていきます。どんなふうに作るのが最善かを、長年の経験や技術を駆使し模型や砂型を製作します。そして製品の用途により、使用する金属(インゴット材)の種類も変わってきます。弊社では、アルミや銅を中心に製造していますが、業界の60%は鉄を扱っています。上型には湯口(ゆぐち)が設けられており、そこから溶かした金属を流し込みます。冷却した後、砂型を固まった金属製品(鋳物 いもの)より取り外し、湯口やバリ等を仕上げ加工し鋳物が完成します。

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さて、こちらの砂型(下型)ですが鋳物を取り出した後のものです。

どんな製品が出来上がったと思われますか❔

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こちらは半導体ロボット装置メーカー様よりご注文いただいております

液晶搬送用ロボット部品です。

製品サイズ 2,500㎜×600㎜×350㎜

重量 350㎏

素材 AC4C-T6を使用。耐食性、強度、じん性に優れています。

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  先ほどの下型よりこんな鋳物ができると想像つきましたでしょうか❔

大物から小物、そして薄肉から厚肉の製品まで鋳造はつくることができます。今後も実際の製造写真を交えながら鋳造の魅力をお伝えしたいと思います(^^♪