【Vol.651】「自分軸」で仕事の取捨選択をする!

【本のタイトル】
マッキンゼーで学んだ速い仕事術

【著者】
大嶋祥誉

【インプット(引用文章)】
職場において「できる人に仕事が集中する」というのは一面の真理ですが、別の視点から見ると、「断れないから次々と仕事を押し付けられてしまう」ともいえます。
仕事を断れない人には「仕事を断ってカドが立つのは避けたい」「周囲の期待に応えたい」といった心理が強く働いています。言い換えれば「他人がどう思うか」という他人軸で行動しています。
他人軸で行動していると、いつまでも他人に振り回されることになります。不本意な仕事まで引き受けることになり、心身ともにストレスを抱え、仕事のパフォーマンスが低下する恐れもあります。
一方、自分軸で行動する人は、常に「自分はどうするか」という視点で決断します。ですから、状況に応じて仕事を断ることができます。仕事の質とスピードを高めるためには、自分軸で動くことが肝心です。
自分軸を持つために、まずは自分の人生に戦略を持ちましょう。「戦略」というと、「敵と戦って勝つための考え方」「戦って勝つために取るべき選択肢」といったイメージで捉えている人が多いと思います。
しかし人生の戦略は単に競争に勝つことを意味しません。「どうしたら人生が楽しくなるか、幸せになるかを考えること」というニュアンスです。当然、仕事も「戦略的」に考えていく必要があります。
戦略を考えるときには、「何をするか」以上に「何をしないか」を明確にすることが求められます。
多くの人は「TODOリスト」を作ることに熱心で、「やらないこと」には無頓着です。「やること」にばかり目を向けていると、本当はやらなくても良かったようなことにも手を出してしまい、時間や労力がいくらあっても足りなくなります。
人生を幸せに生きている人、仕事が速い人は、何を捨てて、何に集中するべきかを明らかにしています。基準が明確なので、やるべきことに時間とリソースを投入できるのです。
企業には「企業理念」や「ミッション」「バリュー」といったものがあります。マッキンゼーには「クライアント・インタレスト・ファースト(顧客利益第一)」という価値観が共有されています。
まずは、こういった自分の行動規範を持ちましょう。そして、行動規範に従って「やること」「やらないこと」を判断していきます。「やることリスト」「やらないことリスト」のようにリスト化しておくのもよいでしょう。仕事を「やるか」「やらないか」も、行動規範をもとに判断します。あるいは「どんなにお金を積まれてもやりたくない仕事は?」と自問自答をして「やりたくないこと」を明確にしておく方法もあります。
もっとも職場では、きっぱり断ることができるシチュエーションばかりとは限らないでしょう。その場合は「代案を示す」「条件を交渉する」など上手な折り合いの付け方を考えましょう。

【アウトプット(具体的アクションプラン)】
仕事の質を高めるために、「自分軸」で仕事の取捨選択をする!

#自己啓発 #読書記録 #マッキンゼーで学んだ速い仕事術 #大嶋祥誉

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SATOKEN/凡人の未来日記
「人はいつでもスタートラインに立つ事ができる!」そう考えています。たとえ、今まで中途半端な人生だったとしても、多くの失敗をしてきたとしても関係ありません!たった今から頑張ればいい!この瞬間から人生を変えることができるのです!そのことを証明するために、毎日noteを書いています!