【Vol.527】去り際を丁寧に対応する!

【本のタイトル】
雑談の一流、二流、三流

【著者】
桐生稔

【インプット(引用文章)】
「ほんの1秒、2秒なのに惜しい。。。」と思うことがよくあります。それは商談の去り際です。
エレベーターでお見送りする時に、エレベーターが完全に閉まる前に頭を上げる人、また完全に閉まりきっていないのに部屋に戻ろうとする人。
本来ならば、エレベーターが完全に閉まるまで頭を下げて感謝の気持ちを伝えるべきところ、エレベーターのドアが閉まる前に次の行動を取ってしまうのです。せっかくそれまでの商談がいい雰囲気だったとしても、この一瞬の行動で相手の印象は悪くなります。
逆に去り際が徹底されている企業は、気持ちがいいです。
以前私が、売上高1兆円を超える老舗企業で講演をさせていただいた時のこと。担当者が玄関までお見送りをしてくれました。私はお礼を言い、玄関を出て、そのまま真っ直ぐ歩き出しました。少し歩いて曲がり角に差し掛かった時に、一応玄関の方を振り返ってみると、なんとその担当者はまだ頭を下げておられました。
やはり売上高が兆を超える伝統ある企業は、しっかり研修されていると感心しました。
また、私が出張した時のこと。
あるホテルに宿泊した際に、エントランスでタクシーを呼んでもらいました。タクシーに乗って少し走ったところで、私はホテルのエントランスが気になり振り向きました。すると、なんとホテルの方がまだ頭を下げてお見送りをしてくれていたのです。
以来、私はそのホテルの常連となりました。
やはり、最後に好印象を残すと、ずっと記憶に残り、また会いたくなります。
私の友人で、保険業界で世界ランクの称号を持つトップセールスマンがいます。
彼は、お客様の玄関先に出る時に、たとえそこにお客様がいなくても、「本日もお会いいただきありがとうございました」と気持ちを込めて、玄関で深々と一礼をして、その会社を後にするそうです。
エレベーターであれば完全にドアが閉まるまでお辞儀をする。
お見送りのシーンでは相手の姿が見えなくなるまでお見送りする。
友達の別れ際でも相手が見えなくなるまで大きく手を振る。
これらは、ほんの少しの時間です。
その少しの時間が、その後のあなたの印象に大きな影響を与えます。
まさに去り際に宿る女神。
ぜひ、別れ際にほんの少しだけ、出逢いに感謝する時間を意識してみてはいかがでしょうか?

【アウトプット(具体的アクションプラン)】
相手に良い印象を与えるために、去り際を丁寧に対応する!

#自己啓発 #読書記録 #雑談の一流二流三流 #桐生稔

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SATOKEN/凡人の未来日記
「人はいつでもスタートラインに立つ事ができる!」そう考えています。たとえ、今まで中途半端な人生だったとしても、多くの失敗をしてきたとしても関係ありません!たった今から頑張ればいい!この瞬間から人生を変えることができるのです!そのことを証明するために、毎日noteを書いています!