【Vol.578】アウトプットに役立つ情報だけをインプットする!
【本のタイトル】
自分のやりたいことを全部最速でかなえるメソッド 高速仕事術
【著者】
上岡正明
【インプット(引用文章)】
「超集中フォーカスノート」は、毎日の仕事の中でどんどん更新していってください。このアウトプットが必要だ、と気づいたら、即座に付箋に記して、追加していきましょう。雑談や会議などで、アウトプットに役立ちそうな情報を得たら、忘れる前にインプット欄に書き加えていきます。
ここで大切なのは、「アウトプットに役立つ情報」だけを記載することです。
残念ながら人はどんどん忘れていく生き物です。どんな生物でも脳が活動するためには、熱量を必要とします。いかに燃費を良くして脳や心臓を働かせるか。人類の歴史はそのトライ&エラーの繰り返しといっても過言ではありません。
そのためには、脳のメモリ機能の浪費を抑制して、スペックが一定に保てるように、必要ない記憶や情報はどんどん忘れてしまった方がいいのです。
真夜中にも冷却ファンのモーター音を鳴らして、延々と熱を吐き出し続けるスーパーコンピュータと同じです。見た目には美しいコンピュータでも、情報処理のスペックが高くなればなるほど、その裏では絶えず騒音と熱量の排出に悩まされています。
実際、人が物理的に記憶したことを忘れないようにするのは可能です。しかし、全ての記憶を忘れることができなければ、脳のエネルギー効率は驚くほど悪くなり、他の臓器の正常な働きを阻害してしまいます。これが、脳科学的に見た、記憶と脳の関係です。
つまり、あなたがフォーカスする仕事に関係のないことは、ノートに取る必要はありません。ノートに書く内容も、どんどんフォーカスしていきましょう。
今、世間には、ノートに書くことそのものが目的化してしまっている人が非常に増えていると感じます。あらゆる情報から学びを得ようという姿勢には敬意を表しますが、結果としてその情報がなんの役にも立っていない、という人がほとんどではないでしょうか。
そういう人は、メモを取ることにフォーカスするあまり情報の洪水に飲まれて、本当に重要な情報がなんなのか自分ではわからず、なんのアウトプットにもつながっていないように思います。
繰り返しますが、使えない「インプット」はただのゴミです。インプットには賞味期限もあります。使わないインプットは腐るのです。
テレビ番組で人気のクイズ王になりたいなら話は別ですが、あなたの目的はそうではないはずです。メモを取る際も、アウトプットにつながるものだけを取捨選択しましょう。
【アウトプット(具体的アクションプラン)】
目標を叶えるために、アウトプットに役立つ情報だけをインプットする!