【Vol.564】ハードルは少しずつ高くする!
【本のタイトル】
トヨタ式「すぐやる人」になれる8つのすごい!仕事術
【著者】
桑原晃弥
【インプット(引用文章)】
企業が成長し、勝ち続けるために最も大切なものはなんだろうか。
企業や業界が衰退へと向かう最初の兆しについて、ドラッカーはこう語っている。
「衰退を示す最初の兆候は、有能でやる気のある人間を惹きつけられなくなることである」
企業にとっての真の経営資源はいつだって「人」である。人を惹きつけられなくなったり、人を育てられなくなった企業や業界は、衰退の道を歩むことになる。
トヨタ式に、「ものづくりは人づくり」という言葉があるように、トヨタは何よりも「人づくり」を重視している。最初から全ての人ができる人である必要はない。
しかし、企業に入り、現場で経験を積むうちに、「知恵を出して働く人」となり、やがては「上司を凌駕する人材」となっていくように育てるのがトヨタ式だ。
そんなトヨタが大切にしているのが、「ハードルは少しずつ高くする」だ。
トヨタ元社長の張富士夫氏が、こんなことを言っている。
「人を育てる場合、少しずつ目標を高くする。最初は『この工程を直せ』から、そのうち『この生産ラインを直せ』、さらに『この工場を直せ』、最後は『あの会社を黒字にしてこい』というように。一つひとつの問題点を解決しながら、ハードルが一つひとつ高くなっていくのです」
改善によって、「知恵のある人」を育て、少しずつハードルを高くして「問題を解決し成果をあげる人」に育て上げる。
こうした「人づくりのサイクル」を回し続けることが、成長し勝ち続ける企業になるために、大切なことである。
【アウトプット(具体的アクションプラン)】
スタッフ育成において、ハードルは少しずつ高くする!
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