【Vol.225】質問は「WHY」ではなく、「HOW」で尋ねる!
【本のタイトル】
超雑談力
【著者】
五百田達成
【引用文章】
理由を尋ねられた瞬間、人の気持ちはスッと冷めます。「なぜだろう?」と理由を考えて頭が冷静になるからです。だから、「気持ちをやり取りする雑談」には、とても不向きな質問というわけ。
例えば、「苦手な食べ物」の話題で、こちらが「ピーマンが苦手なんだよね」と伝えた時、「どうして嫌いなの?」と聞かれると、困りませんか?
大抵の人は「いや、特にこれといった理由は・・・」などと口ごもりながら、一生懸命理由を考えることでしょう。この「考える」というステップが雑談の大敵です。考えれば考えるほど言葉は少なくなり、場の空気は重くなります。
また「理由を尋ねる」という行為は、それだけで少し批判的に聞こえてしまうのも良くありません。お母さんが悪戯した子供を叱るときの、「なんでこんなことしたの?!」と一緒ですね。聞かれた方が「あれ?何かまずかったかな?」と不安になってしまうので、これまた雑談には向いていないというわけです。
雑談では「お互いが深く考えることなく話し続けられること」が重要です。
ですから、質問するなら「WHY」ではなく、「HOW」(どのように)を心がけましょう。
例えば、「うっかり寝過ごして終点まで行ってしまった」に対して質問するなら、「一度も起きなかったの?」「目が覚めた時、びっくりしなかった?」と尋ねます。
先程の「ピーマンが苦手」についても、「どれくらい?」という質問であれば、「みじん切りにしてあってもすぐ気づくぐらい苦手」「火が通してあればまだ大丈夫だけれど、サラダに入っているとお手上げ」など、ぐいぐいと話題が広がります。
話を盛り上げたかったのに、「なぜ?」を連発したせいで場は盛り下がり、相手から「めんどくさい人」と思われる。そんな悲劇を生まないよう、理由を尋ねるのは最小限にとどめましょう。
【具体的アクションプラン】
質問は「WHY」ではなく、「HOW」で尋ねる!
→会話を盛り上げるために、「どのように?!」で話を深掘りしていく!