【Vol.418】「やるべき」と「やりたい」を区別する!
【本のタイトル】
理想の人生をつくる 習慣化大全
【著者】
古川武士
【引用文章】
ある化学メーカーで営業をする男性から、「このまま今の仕事を続けて行った方がいいの迷っている」という相談を受けました。
そこで私が「今の仕事を続けていくべきだと思っていますか?」と聞くと苦しみながら「YES」と答えました。お金の問題、家族の反対、今の課長としての責任などから続けていくべき理由はたくさん出ています。
そこで次に私は「今の仕事を続けていたいですか?」と聞きました。「〜したい」という言葉を使うと、必ず本音・魂レベルの声が返ってきます。そして、答えはNOでした。問題がなければ、「今の仕事を辞めたいです」と言います。
「では、今の仕事を辞めて、何がしたいですか?」と聞くと、「カウンセラーになりたい」といいます。きっかけは、不登校やいじめの問題を見るにつけ、そうした問題を心の深い部分から解決するカウンセリングに興味を抱くようになったそうです。
「どうすればいいかわからない」となるとき、頭(理性)を優先して、心の本音を受け取れていないものです。
しかし、「本音では仕事を辞めたいけど、現実的には続けていくべきだと思っている」こと自体を認識すると次のステップが見えてきます。
この方は、次のように決めました。「今の会社を辞めてカウンセラーになる。ただ、我が子が大学を卒業するまでの7年間は今の仕事を続けて安定収入を得ていく」
そうはっきりと決めたとき、今から7年後までにカウンセラーになるために何を勉強しようか、どんな活動をしようかを考えていきました。すると、今から学ぶべきことに目を向けて、限定的でも週末にカウンセリング活動ができる余地があると気付けたのです。
私はただ「やるべき」と「やりたい」を区別して質問しただけです。それをきっかけにご本人が深く感じ分けていくと、悩んでいたことが氷解して次の問いに進展していくのです。
ジョブスが言うように、あなたの心や直感は、自分が本当は何をしたいのかもう知っています。「それはやりたいこと?やるべきこと?」「それって自分の気持ちが乗る?乗らない?」と心に聞けば、その答えが湧き上がってきます。
この方がカウンセリングの話をしているときは、あからさまに表情も声のトーンもエネルギーも高くなっています。
「やるべき」と「やりたい」という言葉を用いて感じ分けてみてください。
【具体的アクションプラン】
「やるべき」と「やりたい」を区別する!
→自分の本質を探るために、「やるべき」と「やりたい」を区別する!
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