【Vol.656】「5W1H」でノートをとる!

【本のタイトル】
仕事は1冊のノートで10倍差がつく

【著者】
鈴木進介

【インプット(引用文章)】
「今さら、5W1Hですか?」
普段、人の話や頭を整理する際は、ノートに「5W1H」の視点で書くことをすすめると必ず返ってくる言葉です。「思考の整理家」である私にノートの書き方を質問すれば、きっと新しいメソッドを教えてくれるに違いないと言う気持ちから拍子抜けしてしまうのでしょう。
「5W1H」とは、「Why?(なぜ?:目的)、What(何を?:内容)、When(いつ?:時期、期限)、Who (誰が?:人、担当)、Where(どこで?:場所)、Howto(どのように?:方法)の英語の頭文字をとったものです。
5W1Hは仕事に必要な要素がもれなくダブりなく入っているため、ノートを線で区切って順番に埋めていけば、無駄な情報をそぎ落として見える化ができます。また、過不足のチェックもできる有益な思考の整理用フレームワークなのです。
それなのに「今さら」と言われてしまうのは、5W1Hを新人社員研修で学ぶ人も多く、あまりにも基本的で目新しさがないと感じてしまうからです。ただし、社会人のベテランも含め、あまりに軽視している人が多いように思います。知っていても本当に使えているでしょうか?
ノートで単純にインプットする際は、常に5W1H思考で情報を整理することで、情報のモレやダブりを防げます。一方、メールでの連絡などアウトプットの際は、5W1Hの6行だけを箇条書きで書くこともあります。シンプルであっても必要な要素が織り込まれているため、ミスがなく全体を網羅して次の行動が互いに考えやすいからです。
「5W1H」を実際に使うときには、必ずしもこの順番通りにノートに書く必要はありません。あくまで音感的に読みやすく語呂合わせしやすいから、5W1Hになっているだけです。
私の場合はまず、一番重要な要素であるWhy?(なぜ?:目的)、What(何を?:内容)、Howto(どのように?:方法)を記入するベスト3に置きます。全体像を網羅でき、一番中核をなす項目だからです。他の要素は付属情報として扱います。
こうすることで、何が一番重要なのか中心軸が見えてきます。注意点は、必ず「Why?(なぜ?:目的)」から書き始めることです。すべてはここを起点に整理していきます。「なんのため」に行う仕事なのかを、はっきりさせるのです。
これはプロジェクトであれば参加メンバー全員を束ね、皆の動機づけにもなります。また、迷ったときに立ち返る原点にもなります。
最近、クライアントの中で仕事術に関心がある方やMBAなどビジネスに対する意識が高い方が”フレームワーク疲れ”していることが増えています。
フレームワークは一定のパターンを覚えておくと、ノート上でも情報や考えを瞬時に整理できるため便利です。
皆さんも3C、4P、5F、SWOTなどは聞いたことがあるかもしれません。
特にビジネスの展開を考える際や発想を広げたり整理する際に有効な視点ではあります。しかし問題は、いろいろと覚えるだけでも大変な上に、覚えたことをどこでどう使えばいいのかわかりづらいことです。
そんな人に私が1つだけおすすめするなら、やはり「5W1H」だけです。目新しさはなくても”定番”のものをフル活用すればいいのです。情報の整理、思考の整理にとどまらず戦略の検討や、ビジネス事例の読み解きまで、応用範囲は幅広いものがあります。
あなたが、デザイン性が高いと評判の新商品で個性的なタンスを買ったとしましょう。でも買ってみると、「あれ、靴下など小物が入らない、仕分けがしにくい」など、見た目はいいけど機能的でなければ、結局使えなくなってしまいます。機能性まで考えるのであれば、見た目は普通でも使い勝手の良い定番的なものを買った方がいい。
つまり「定番」は、長きにわたって効果があるから「定番」になっているわけです。新しく、難しいノウハウばかり追い求めずに、迷ったら”定番”に戻ることも大切です。
また、ノウハウは、知っていることと実際に使うことは別物です。
「5W1H」という方法をインプットしても実際に使わない限り、本当の学びにはなっていないのです。
特定のテーマを持たずに、単純にインプットをするだけの場合や思考を整理したいときは「5W1H」という定番を使ってみること。ノート上の「5W1H」とは、6人の秘書を持つようなものです。

【アウトプット(具体的アクションプラン)】
思考を整理するために、「5W1H」でノートをとる!

#自己啓発 #読書記録 #仕事は1冊のノートで10倍差がつく #鈴木進介

「人はいつでもスタートラインに立つ事ができる!」そう考えています。たとえ、今まで中途半端な人生だったとしても、多くの失敗をしてきたとしても関係ありません!たった今から頑張ればいい!この瞬間から人生を変えることができるのです!そのことを証明するために、毎日noteを書いています!