【Vol.582】金銭欲を捨てる!
【本のタイトル】
自分のやりたいことを全部最速でかなえるメソッド 高速仕事術
【著者】
上岡正明
【インプット(引用文章)】
矛盾しているようですが、お金を稼ぐためには金銭欲を捨てなければなりません。自分だけ得をしようとすると、いずれうまくいかなくなります。
金銭欲が強いと、人はついてこなくなります。人の生命を左右するものだけに、人間はお金に関する直感だけは非常に優れています。自分が儲けることしか考えていない人は、一瞬で見破られるものです。
そういう人は、どんなに取り繕っても、立ち振る舞いも、話すことも、全てが嘘くさく、自分勝手に見えます。あなたも、直感で「自己中心的に人だな」「胡散臭いな」と思った時は、その直感を信じた方がいいのです。
そして、私たちもそんな人物にならないように注意しましょう。仕事が軌道に乗ってきて、まとまったお金が入ると、誰しも少なからず「調子に乗って」しまいます。そんな時は、今調子がいいのはたまたまいい流れに乗っているだけだと自覚し、常に謙虚な気持ちを持つことが大切です。
独り占めするのではなく、儲けの何割かはくれてやる!の心意気でいることが大切です。
私は創業時の一番苦しい時には、社員にはきちんと給料を払いながら、自分の給料は5万円に設定していました。自分の元で人に動いてもらう。自分を信頼し、時間とチャンスを使ってくれる。そのことに感謝して、自分はまず部下を優先して、金銭欲を捨てることから始めました。
このことは投資の世界でも同じです。投資は、欲が出るとまず勝てません。欲に支配されたら、財産を全て失う可能性があります。
全てを独り占めして自分が儲けると考えると、必ず失敗します。株式市場はお金を奪い合って、相手を負かしている世界であり、自分が得をすれば必ず誰かが損をしています。だから、利益の何割かは残して当然、というメンタルセットをして、負けた時は誰かにお金を残しているのだ、と考えることが大切なのです。
こういった精神状態で臨むと、相手から奪うことばかり考えている投資家より余裕が生まれて、選択の視野も広がります。投資の世界では考えられないような手を打つことができます。その結果、勝ちが広がっていくのです。
金銭欲を捨てることが億り人になるコツだなんて、まるで禅問答のようですが、ここにも、脳科学のエビデンスがあるのです。
【アウトプット(具体的アクションプラン)】
お金を稼ぐために、金銭欲を捨てる!
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