【Vol.676】悪い情報は仮説を持って「すぐ」に伝える!
【本のタイトル】
7つのゼロ思考 外資系コンサルタントも知らない「異次元スピード仕事術」
【著者】
中村一也
【引用文章】
仕事を進めていくと、想定外の事態は頻繁に起こります。例えば、1週間後の顧客向けセミナーの記念品として500円で100個購入する予定の物品があるとします。会社の上司から、「購入してくれ」とあなたに仕事がふられました。ところが、実はその物品は1000円に値上がりしていたのです。しかし、あなたはまだそのことに気づいていません。
ここで、仕事がふられた後すぐに値上がりに気づけば、そのことを上司に伝えて他の物品に変更するなど、対応できることはたくさんあります。
しかし、ギリギリになってこのことに気づいたとすると、他の物品を購入する時間がなく、予算オーバーを受け入れて購入する必要があるかもしれません。
悪い情報はできるだけ早く気づき、周囲に伝えるのがベストです。だからこそ、仕事を受けた瞬間に取り組むことがなおさら重要になってきます。
ただ、人によっては悪い情報を望まない人もいます。私の周囲にも、悪い情報を嫌う人がいました。「お前は俺に責任を押し付けるのか」と言われたことさえあります。
そんな時、やはり必要なのが、「仮説を持って質問をする」と同様、「仮説を持って悪い情報を伝える」ことです。
仮に、「500円だと思っていた物品が、1000円に値上がりしています。セミナーまで日数がありませんが、どうしましょうか?」という仮説のない質問をしてしまうと、質問を受けた人は不安になってしまいますし、責任転嫁と捉えられてしまうかもしれません。
一方、「500円だと思っていた物品が、実は1000円に値上がりしていて、予算オーバーの状態です。少し形は違いますが、〇〇社から同様の商品が500円で販売されています。そちらに変更してもよろしいでしょうか?納期も問題ありません」のように仮説を持って悪い情報を伝えれば、悪い情報を嫌う人でも安心して聞いてくれるはずです。
【具体的アクション】
上司との信頼関係を構築していくために、悪い情報は仮説を持って「すぐ」に伝える!
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