【Vol.502】難問は分解をする!

【本のタイトル】
一生食えるプロのPDCA

【著者】
清水久三子

【インプット(引用文章)】
『KPIを数値化する』
数値化すると聞くと、仕事の内容によっては数値で捉えにくいものがあるのでは?と思われるかもしれません。まさにその通りです。
決まったものを作るものづくりであれば、品質を表す正確な数値が明確です。例えば、自動車を作るという生産活動であれば、耐久性、安全性などの満たすべき品質基準が明確にあります。しかし、新しい価値を生み出す仕事やそれを届ける仕事、支援業務など一般的なホワイトカラーの仕事では活動の品質を表す絶対的な定義は存在しません。それは実行していく中で明確になっていくものが多いのです。
しかし、最初から明確に品質定義ができないから考えなくていいということではなく、「活動の品質を高めるものは何か?」という仮説を持ち、それが達成できたかどうかがわかる基準を設けて実行し検証することで、KPIの精度を高めていくのがPDCAの真髄なのです。
KPIも初期段階の仮説であり、実行しながら精度を上げていくべきものです。実行前にKPIの設定に力を入れすぎてなかなか実行に移せないよりも、素早くKPIの仮説を立てて行動して早く失敗することで軌道修正も早くなり、結果的にゴール達成が早くなります。「早く失敗して、早く改善する」ためにもKPIはまずは仮置きと考えて素早く設定しましょう。
KPIは別名「成功の鍵」と呼ばれます。Planを立てる上で最も重要なものと言っても良いでしょう。成功の鍵さえ見つかれば最終ゴールに辿り着く確率が上がります。逆にいえば、鍵がわからないままでは、いくら詳細な活動計画を立てて実行したとしても、目的地に辿り着くことは難しいでしょう。このKPIを見極めることで、何をするのか(DO)が実行しやすく、かつ行動できたのか、行動できていないのかが明確になります。結果、検証と改善を行うことができる、つまりPDCAが早く回り、成功に近づいていくのです。
成功の鍵であるKPIを見つけ出すためにすることは、「活動や数値を分解する」ことです。主要な活動や手順を分解することで、特に何に注力すべきなのかが見えてきます。また、KGIの数値を分解することでわかることもあります。
例えば、営業活動であればKGIである売上は「提案数×成約率」に分解できます。すると提案数と成約率、それぞれを上げるための活動としてさらに分解することができます。その結果KPIとして、訪問数、提案数、意思決定者に会った回数・・・などが候補として挙がってきます。
「鍵」がなかなか見つからない時は、書籍やセミナーで学んだり、すでに成功している人に聞いてみると良いでしょう。私も初めての仕事をするときや、独立したときは「その道のプロ」に聞いたり、書籍やセミナーで何が成功要因なのかを勉強しました。するとよくわからない難しそうな仕事でも全体像と要素、そしてどこに注力すればいいのかという勘所、つまり成功の鍵が見えてきました。
成功の鍵が見えてくれば、いろいろな人の活動を見て分析したり、アドバイスをもらうことがしやすくなります。成功の鍵が見えないままだと、闇雲にやって見ることになるので、何が功をそうしているのか、検証のしようがないのです。
<『難問は分解せよ』 哲学者デカルト>
デカルトの言葉を引用しましたが、難しいことを丸ごと考えてもなかなか一歩が踏み出せません。まずは分解することで仮説作りがスタートします。

【アウトプット(具体的アクションプラン)】
目的を達成するために、難問は分解をして、KPIを明確に数値化する!

#自己啓発 #読書記録 #一生食えるプロのPDCA #清水久三子

「人はいつでもスタートラインに立つ事ができる!」そう考えています。たとえ、今まで中途半端な人生だったとしても、多くの失敗をしてきたとしても関係ありません!たった今から頑張ればいい!この瞬間から人生を変えることができるのです!そのことを証明するために、毎日noteを書いています!