【Vol.496】10年後を見据えて“今“を生きる!
【本のタイトル】
ブチ抜く力
【著者】
与沢翼
【インプット(引用文章)】
投資をする上で絶対に忘れてはならないもの、それは「未来への意識」です。FacebookのCEOであるマークザッカーバーグが、あれほどのお金持ちになっても、なぜ引退せずにそのまま頑張れるのか。それは、彼が未来を見据えているからだと思います。
「まだ自分にはやらなければいけないことがある」
「まだ社会的な価値を作れることがあるはずだ」
現状に満足をせず未来を見据えているからこそ、常に前を向いていられるのだと思います。
人間は先を見なくなった瞬間、現状に甘んじて、そこから得られる果実を食べ尽くし、どんどん衰退し、そのまま終わっていってしまいます。
周囲に流されて今だけを生きていると明日の自分にとって楽な選択をするし、来月の自分にとって楽な選択をしてしまうもの。進歩しないならば、歳をとる分、日々退化しているのと変わらないのです。
基本的に世の中が成長していくのは、みんなが先を見据え、未来を考えて行動しているからこそです。
例えば、「ここに素敵な都市を作ろう」と思う人がいて、その夢に投じる人たちがいて不動産は発達するし、「うちの製品をあの国にも届けていきたい」と思う人がいて、その会社も大きくなっていくわけです。これら将来を見据えた人間の「前向きな姿勢」というのが経済を形作っています。
ウォーレンバフェットも「米国」自体の可能性を信じているからこそ同国への集中投資を今でも続けています。そして、彼が成功し続けているのは、成長するであろうものが成長し続ける限り投資してきたからです。成長を続けるだろうと思っているものから途中下車はしなかったためです。
つまり、より良くなるであろうという前向きで建設的なスタンスをベースに、米国人の発展への意欲と信念を根本において信じているということ。
誰もが生きていれば必ず10歳、歳をとった自分に会います。今20歳の人には30歳がくるし、今40歳の人には50歳がきます。それなら、はなから10年後を生きてしまえばいい。10年後を今から鮮明にリアリティを持って思い描いていくくらいの感覚が正しいのではないでしょうか。少なくとも私はそうしてきました。
今だけを考えるというのは、想像力に乏しいと言わざるを得ません。生きている限り、必ずあなたにも10年後がやってくるのです。であれば、その10年後を輝かせることに意識をシフトすべきだと思います。
10年あれば基本的に人は何者にでもなれます。ですが、惰性で生きたら人は衰退していくだけです。10年後に自分はどうなっていたいのか。これは本当に真剣に考えた方がいいことです。
私は海外に移住して不動産投資に力を入れてきましたが、非常に長い挑戦のプロセスです。しかし、そのおかげもあって、ずっと先のことまで考えられるよう癖づけされたのも事実です。
常に種を蒔き、10年後に最も華やかなもの、場所、銘柄、ビジネスなどを想像しながら先手を打っていくことが必要です。リスクを取らなければ、大きなリターンはあり得ません。10年後にこうあるべきだと思うならば、そのゴールを目指して今から着手していくことが重要です。
未来を放置することは、自分の人生を放置するのと同じことです。あなたは未来をどう予測し、それに対して、あなたはどう動くのか。
「未来を生きる」というスタンスにさえなれば、今何をしなければいけないかが自ずとわかってくるはずです。
【アウトプット(具体的アクションプラン)】
将来の夢を叶えるために、10年後を見据えて“今“を生きる!