【Vol.519】「オノマトペ」のボキャブラリーを増やす!
【本のタイトル】
雑談の一流、二流、三流
【著者】
桐生稔
【インプット(引用文章)】
飲み会、お茶会、たわいのない会話、会社の休憩室、複数で行う雑談の場は意外と存在します。
複数人いると、色々話が飛び交うため、話にインパクトを持たせるのは至難の業です。毎回人を惹きつけるようなおもしろトークができれば別ですが、それはなかなか大変です。
そんな時、有効なのが「オノマトペ」です。
オノマトペとは、擬声語、擬音語、擬態語の総称です。
『擬声語』とは、人間や動物の声を表すもので、「オギャー」「ゲラゲラ」「にゃんにゃん」「わんわん」といった語です。
『擬音語』とは、自然界の音や物音を表すもので、「きらきら」「ザパーン」「バタン」「ガチャン」といった語です。
『擬態語』とは、状態を表すもので、「ツルツル」「サラサラ」「ごちゃごちゃ」「ドンよろリーン」といった語です。
これを話に入れると、ものすごく話にインパクトが出てきます。
たとえば、
「この間、〇〇という映画を見て、とても心を打たれた」
→「この間、〇〇という映画を観て、ズキューンと胸を打たれた」
後者の方が胸を打たれた感じが伝わってきます。
「この間、札幌に行ったんだけど、とても寒くて体が冷えた」
→「この間札幌にいったんだけど、とても寒くて体がキンキンに冷えた」
後者の方がその様子がリアルに伝わってきます。
そのほかにも「ガンガン鳴り響いた」「ビヨ〜ンって伸びた」「サーっと波が引いた」と言ったほうがイメージが湧いてきます。
スティーブ・ジョブズも、プレゼンの時には、「ボン」とか「ブン」とか、オノマトペを有効に活用していたことで知られています。
当社では毎月約170本のコミュニケーションセミナーを開催していますが、セミナータイトルには「ガンガン増える」「グングン良くなる」「モヤッとした話がスッキリ」などのオノマトペを有効に使っています。
ぜひ自由な発想で、オノマトペのボキャブラリーを増やしてみてください。きっとあなたの話は、数段インパクトが出てきます。
【アウトプット(具体的アクションプラン)】
会話にインパクトを持たせるために、「オノマトペ」のボキャブラリーを増やす!