【Vol.536】「自分がやった方がベター」という発想をなくす!
【本のタイトル】
自分とチームの生産性を最大化する「仕組み」仕事術
【著者】
泉正人
【インプット(引用文章)】
仕事を抱え込む人がよく言う自己弁護は、「人に振ると、仕事の精度が落ちる」と言うものです。実は、今のように「仕組み」をつくる前の私も、そのような考えを持っていました。
でも、本来は「仕事の精度が落ちる」というのは自分が作った「仕組み」の精度が低いことが理由なのであって、「仕組み」の精度を高めれば解決する問題なのです。
さらに、短期的には仕事の精度が落ちる可能性もなくはないですが、自分自身で抱えられる業務量は誰にも限りがあるので、長期的には「目の前の業務に追われ、より大きなフェーズに行けない」という、機会損失ともいうべき大きなデメリットがあることに気づいたのです。
それからは、「自分がやった方がベター」という考えが薄まり、「どのようにすれば、『仕組み』を作って仕事を人に任せられるか」という思考に変わっていきました。
そこでまず行ったのは、業務を分解して、段階的に仕事を人に任せることです。
例えば、「企画書を作る」と言う仕事を分解するとしたら、「企画自体を練る」「データを集める」「資料を作成する」という大きな3つのタスクに分けられます。
このうち、最も成果に直結する仕事は「企画自体を練る」ことですので、その企画自体は自分自身が行うのがベストでしょう。企画を他人に任せて作り上げていくのは至難の業です。
しかし、データを集めたり、資料にまとめたりする業務は、人にお願いすることで精度が2割落ちたとしても、本来の企画力が高ければ、あまり影響がないのです。
むしろ、データ集めや資料作成の時間にかけていた時間を、企画を練る時間に振り分けることで、さらにいい企画書が上がる、という考え方もできます。
一般的な業務を人に任せるのは、多くの場合、最初は自分自身で行うよりも時間と労力がかかります。
「人に任せればいいことはわかっている。でも仕事の説明をしている時間にできてしまうから、つい自分でやってしまう」
こういうことを、つい口にしたりしていませんか?
確かに、人に何かを教えるのは簡単なことではありません。自分でやれば5分で終わる業務を、30分もかけて人に教えるのは効率が悪いようにも見えます。
でも、その業務を今後も繰り返すことがわかっているのであれば、その業務に費やす延べ時間を計算すると、どちらが良いかが見えてきます。
人に教える手間は一回で済みますが、人に仕事を振らないと、その手間を一生抱えることになるのですから。
【アウトプット(具体的アクションプラン)】
組織力を向上させるために、「自分がやった方がベター」という発想をなくす!
「人はいつでもスタートラインに立つ事ができる!」そう考えています。たとえ、今まで中途半端な人生だったとしても、多くの失敗をしてきたとしても関係ありません!たった今から頑張ればいい!この瞬間から人生を変えることができるのです!そのことを証明するために、毎日noteを書いています!