【Vol.654】パソコンに付箋を貼らない!
【本のタイトル】
仕事が速い人ほど無駄な時間を使わない!超速片付け仕事術
【著者】
美崎栄一郎
【インプット(引用文章)】
今日やるべきタスクを付箋にメモしてパソコンをディスプレイの下に貼っている人をよく見かけます。なかには下だけでなく両サイドにも付箋がいっぱいという人もいるのではないでしょうか。
実は、私自身も以前はこれをやっていたのですが、今はディスプレイに付箋を貼っている人を見つけたら、その人にはメモを残して仕事を頼むのをやめるようにしています。
なぜなら、パソコンのディスプレイに付箋を貼ると、集中力が途切れ仕事が劇的に遅くなるからです。
付箋をパソコンに貼るのは、これからやるべきことを忘れないようにするためです。
ですから、ディスプレイに貼ってあるタスクは今やろうとしている仕事ではないはずです。
人の脳は、無意識に目の前にある情報を取り込もうとする習性がある一方、一つの仕事にしか集中することはできません。
つまり、目の前に別の仕事に関する情報が書かれたメモが貼られていると、そのことが頭の中に浮かんでしまい、今やっている仕事に集中できなくなってしまうのです。これでは仕事が遅くなってしまいますよね。
とはいえ、メモをしないと忘れてしまいますし、タスクリストを作ることは効率的に仕事を進める上で必須事項といえます。
そこで私がやっているのが、ノートや手帳の”表紙”にメモを書いた付箋を貼ることです。通常、ノートや手帳は作業中開いた状態になっていますから、表紙に貼っておけば作業中に目に入ることはなくなります。
しかし、一つの仕事を終え手帳やノートを閉じること、これからやるべきタスクが書かれた付箋が目に入るわけです。
また、その後取引先との打ち合わせなどで移動するのであれば、移動中に付箋を手帳やノートの中面に貼り直しながらどういう段取りで話を進めるのかを考えます。
そうすれば、打ち合わせをより効率的に進めることができます。
私の場合は、手帳やノートの表紙を活用していますが、目の前の仕事の進行中には見えない場所で、その仕事が終わると必ず目に入る場所であればどこでも構いません。
繰り返しになりますが、タスクを書き出すこと自体は大切なことです。「それが常に目に入る」という状況が良くないのです。
「ディスプレイの周りが付箋でいっぱい」という人は、今すぐ付箋を目につかない場所に移動しましょう。
集中力が上がり、仕事のスピードが劇的に速くなることがご理解いただけると思います。
【アウトプット(具体的アクションプラン)】
仕事に集中するために、パソコンに付箋を貼らない!