【Vol.254】帰納法を適切に活用する!
【本のタイトル】
ロジカル会話術
【著者】
船山淳志、深山雪男
【引用文章】
「帰納法」とは、個別の事例、事象に基づいて、そこから共通点を見出して結論とするものです。
気をつけておきたいのは、「最後の柱」の表現です。
現実のビジネスにおいては、この「最後の柱」が見つからないことがほとんどです。そのため、帰納はあくまでも「〜であろう」という推論の形を取らざるをを得ないので、帰納的推論と言われます。
帰納法のチェックポイントは2つ。1つは、抽出した事象から共通点を的確に見出して結論とすることです。ちょっとここで、古典とも言える事例で考えてみましょう。
・シャンパンを飲むと酔っ払う
・ビールを飲むと酔っ払う
・ジンフィズを飲むと酔っ払う
3つに共通しているのは炭酸である。
ゆえに『炭酸を含むソーダを飲むと酔っ払う。』
つまり、「〇〇を飲むと酔っ払う」という結論を導き出すのに、2つの共通点「炭酸」と「アルコール」のうち、“的確な”ほうを抽出できなかったので、間違った結論になってしまったのです。
もう一つは、「事象は結論を支えるだけに十分なのか?」という点です。私たちは2回連続してある事象を見ると、「安直な帰納法」に飛びつきやすいのです。例えば、「国会議員のA氏は税金を誤魔化した。国会議員のB氏も税金を誤魔化した」こうくれば、「すべての国会議員はけしからん!」と言いたくなってしまうのでしょう。しかし、それはあくまで感情であり、「安直な帰納法」になっているという自覚が必要です。
【具体的アクションプラン】
帰納法を適切に活用する!
→安易な結論を出さないように注意する!
「人はいつでもスタートラインに立つ事ができる!」そう考えています。たとえ、今まで中途半端な人生だったとしても、多くの失敗をしてきたとしても関係ありません!たった今から頑張ればいい!この瞬間から人生を変えることができるのです!そのことを証明するために、毎日noteを書いています!