【Vol.525】大きなリアクションをする!
【本のタイトル】
雑談の一流、二流、三流
【著者】
桐生稔
【インプット(引用文章)】
あなたは、相手にどんなキャラとして記憶に残されていますか?
突然、「どんなキャラとして記憶に残す?」と聞かれてびっくりされたかもしれません。しかしとても大事な話です。相手と別れた後、相手はあなたのことをどのように記憶しているかということです。
いつも大笑いしている爆笑キャラでしょうか?誰よりも反応してくれるリアクションキャラでしょうか?会話をスルスル引き出す質問キャラでしょうか?
一番記憶に残らないのが「無難キャラ」です。
たとえば、ネギを思い出してみてください。万能ネギは何にでも使えます。しかし九条ネギのキャラには勝てません。九条ネギの甘さといい、シャキシャキ感といい、ネギ単体で成立しています。値段も通常のネギの3倍くらい高いです。しかし、それだけの価値があるので売れています。
以前、オネエの方々がいる新宿三丁目のお店に連れて行ってもらったことがあります。
そこで人気ナンバーワンの方に、ナンバーワンになる秘訣を質問してみました。すると、
「そんなの簡単よ〜。乾杯とか、お料理が出てくる時に『わ〜い』『いえ〜い』『お〜』って言えばいいのよ」と返ってきたのです。
それだけ?とびっくりしました。しかしよく考えると、確かに乾杯や料理が出てくるシーンはちょくちょくあります。
その度に『わ〜い』『いえ〜い』『お〜』って反応するだけでその場が明るくなる。すると、彼女(彼?)がいるからその場が明るくなると、周りは錯覚するそうです。
何かが出てきた時に誰よりも盛り上げる。その場を明るくすることに命をかける。「ワイ、イエ、オーの法則よ」と教えていただきました。
突出している箇所。これを私たちのスクールでは「エッジ」と言っています。一流の人は必ずエッジが利いています。
以前、居酒屋を100店舗まで広げられた経営者にお会いしました。
「100店舗まで広げた秘訣はなんですか?」と聞いてみました。
すると即答で「大きな声で挨拶をすること」と返ってきました。
誰よりも元気に明るく自ら挨拶をすること。たとえ部下だろうと友人だろうと、子供や両親にさえも。
「挨拶と言えばこの人」という強烈なエッジが利いている方でした。
尖るとそれを批判する人も出てくるでしょう。しかし、成功者はそんなことを気にせずにどんどんチャレンジしていきます。成功もあれば失敗もある。そうやって場数を踏んで、腕を磨き、成功していくのです。これが成功者のパターンです。
無難を選べばリスクはないと思われます。しかし記憶に残ることもないでしょう。
エッジを利かせれば嫌われることもあります。しかし強烈なファンを生み出す可能性も出てきます。あなたにも何か一つでいい。これだけは誰にも負けないというキャラを発掘してみてはいかがでしょうか?
【アウトプット(具体的アクションプラン)】
印象に残る特別な存在になるために、大きなリアクションをする!