【Vol.606】「自分がこうしたい！」と語る！

【本のタイトル】
シンプルな戦略　戦い方のレベルを上げる実践アプローチ

【著者】
山梨広一

【インプット（引用文章）】
リーダーシップの最後には、コミットメント、コミュニケーション、コミュニティという３つの「CO」を挙げておこう。組織を活性化させ戦略構築と実行のためのエネルギーを生み出すこともまたトップの役割である。
コミットメントとは、設定した戦略目的や選択した戦略方向性を実現する宣言であり、また顧客や株主などステークホルダーに対する宣言でもある。
コミットメントは勢いを作ることでもある。プロヴォカティブに考え、発信し、行動する。繰り返し、自分の言葉と行動で自分の覚悟を発信し続けることである。
コミュニケーションとは、戦略に向けて組織を一つにして推進力を生み出すための行為だ。組織内に戦略に対する共感を広げていくために、いつでも、どこでも、誰にでも同じメッセージをさらに広げてくれる人材を発掘することでもある。
コミュニティとは、仲間を作ることである。多くの人々を、特に多様な現場を握る人々を巻き込み、エンパワーメントとエキサイトメントを与え、夢と思考と成果を共有していく。
平たくいうと、３つのCOは、トップが、自分の覚悟を見せ、自分の思いを語り、自分の仲間を作ることである。ここでは主語が「自分」であることがポイントである。戦略を実行するのは会社だが、「我が社」「私たちが」だけでは熱が足りないのだ。トップの「私が」「自分が」「俺が」という主語がいる。トップが「わたしがこうしたいんだ。だから私と一緒にやろう！力を出してくれ」と語ることから戦略は始まるのである。

【アウトプット（具体的アクションプラン）】
組織を動かしていくために、「自分がこうしたい！」と語る！

シンプルな戦略: 戦い方のレベルを上げる実践アプローチ

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