リモートワークの弊害が話題なのでリモートワークで良かったことを書いてみる
はじめに
最近、X(twitter)やnoteでリモートワークの弊害が話題になっています。
わたしは前職がフルリモートの会社で、今後も可能であればリモートで働きたいと思いながら就活をしています。
あまり他の人が言わないリモートワークで良かったことを書いてみたいと思います。
年齢差を感じなかった
わたしは前職で、あるチームに所属していましたが、自分は50代で年齢はもちろん上のほうです。
就職したときはスキルにも自信がなく、こんなハンデまみれのわたしは、すぐクビになっても仕方ないと思っていました。(今思うと、会社と採用を決めてくれた仲間に対しずいぶん失礼な話です、すみません)
もし、対面だったら、そんな自分のおどおどした、自信のない、自分なんて…という態度が全身から出ていたと思います。
ですがリモートでは、バーチャルオフィスのアイコン、または時々Google Meet等の顔出し音声コミュニケーションだけ。限られた範囲しか見えません。
これはすごく、楽でした。「対等」な感じがありました。
Zoomなど外見補正があるのも、実は嬉しかったり。
ちょっとしたことがテキストで言いやすかった
そして、わたしは喋るのが苦手で、なるべく人に頼らず自分で解決してしまおうとする傾向があるんです。
「あのー」って話しかけるのすら、めちゃくちゃ、勇気要ります。
リモートでは、違いました。
最初はやっぱり遠慮してしまいました。ただ、自分ひとりで煮詰まるということがなく、だいたいペアワークしていたので、長時間悩むことはなかったです。一緒に仕事している人も「〇時までやってみて、わからなかったらヘルプを出して」と目安を言ってくれたので、遠慮なく「わかりませんでしたー!」と言えました。
心理的安全性ってこういうことなのかと思いました。
話しかけるときはSlackで「ちょっといいですか、〇〇会議室まで」が可能です。わたしは「ちょっといいですか」と声で言うよりテキストで書いた方が100000倍楽でした。
うまく自分の口で言えないところはテキストで共有することもできました。テキストベースのコミュニケーションが根付いている会社だったのもよかったと思います。社内会議の議事録は、全員でどんどん編集することが推奨されていたので、軽いつっこみなども入っていたし。
リモートだけどカルチャーが良かった
他の方が、社内のカルチャーがリモートで共有できないと書いていたんですが、わたしは前職の会社のカルチャーがとても良かったし、リモートで共有できる仕組みができていたんじゃないかなと思います。
先に書いた議事録全員で編集もそうだし、思ったことは黙らないでアウトプット、は良く言われていたし、雑談推奨のため雑談時間がスケジュールにしっかり入っていたし。そう、この雑談推奨がすごく嬉しかった。入社したばかりだと、お互い、どういう人かお互いわからなくて、めちゃくちゃ時間をかけて「実はこういう人」っていうのがバレていくじゃないですか。雑談タイムでテーマを決めて一言喋る、っていうのがすごくその人の素が出てきて、何を大事にしているか、ふだんどういうことをしているか、何が好きか、などわかって、ほんと面白かったです。
上の人のメッセージも定期的に伝える時間が設けられていました。上下関係があまり厳しくなくてフラットなのも良かったです。
ずっとリモートでしか仕事していないのに、会った時に全然違和感がないのが不思議で、でも、すごく安心感がありましたね。
おわりに
もっとも、わたしは他のIT企業に勤めたのは20年以上前だし、個人で仕事している期間が長かったし、悪口陰口が当たり前のギスギスした小売業界にもいたので、基準が低すぎるのかもしれません。
リモートで楽しく働ける会社がいっぱい増えるといいな、と思います。