自分の歳は、自分で決める。
noteで初めて家族の話をします。
わたしの歳はさておき、わたしには70歳になる父がいます。
父はマラソンが趣味で、年に何度か地域のマラソン大会や駅伝大会に参加しています。
わたしは普段、運動らしい運動をしていないので、父のストイックな姿勢を尊敬していますし
父がマラソンを始めたきっかけとなる出来事を
今でも鮮明に覚えています。
あれは私が小学生の頃のこと。
地元の小さな運動会に家族で参加したのですが
父はわたしたちに良いところをみせようと、数日前から練習をして張り切っていました。
いよいよ当日。
200m、トラック一周を競り合いながら走る父を応援していたその時
あろうことかカーブでバランスを崩し、父はわたしたちの目の前で思い切り転んでしまったのです。
砂埃が舞うグラウンド。
父の悔しそうな後ろ姿は、今でも脳裏に焼きついています。
あの時は、なんとなく父に言葉がかけられず子どもながらに気を遣っていたのですが、その翌日、父はスッキリした表情でわたしに宣言しました。
これからマラソンを始める!と。
それから数十年。
父は、ひたすら走り続けているのです。
はじめは2kmだったのが、気がつけばフルマラソンやトライアスロンに出場するまでになっていました。
すべてのきっかけは、あの時の大失敗。
今思えば、あの大失敗は
天からの啓示のような素晴らしい機会だったと思えるのです。
ふだんは気難しく厳格な父ですが、そんな父が背中で示してくれた
挑戦をやめなければ、いつか成功となる
というメッセージを、わたしは今でも大切にしているのです。
【恥ずかしくて、カッコ悪くて
すべてを記憶から消し去りたい‼︎】
そんな経験、生きていれば遭遇しますよね。
わたしにも、たくさんあります。
でも、そんな時こそ、後ろからビッグウェーブか来ているんです!!
なのに、じっとしていていいの?
ということです。
大波に巻かれるのか
それとも…
大波を自分の味方につけるのか。
それはいつも自分次第なのだ、と
自分に言い聞かせるようにしています。
最後になりましたが、父の格言は
自分の歳は、自分で決める。
です。
父曰く、気持ちは20歳。
そして、体重計で算出されたカラダ年齢は…
なんと!!
娘のわたしと同い年だったんです 笑。
今日は久しぶりに父と話したので
noteに綴りました。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。