見出し画像

プリントの黒枠のはなし

フォコマート1Cでプリントする時とハッセルブラッドのネガをプリントする時は、できるだけ黒枠を出すことにこだわっている。

ネガをセットして1回で黒枠が出ることは滅多にない。何回も何回も繰り返して四辺均等の黒枠を出す。黒枠を出す時間の方が長いかもしれないぐらい。

その後プリントしてみて、埃や塵があったら最悪。ブロアーで吹き飛ばして最初からやり直し。

余談だけど、アンチニュートンリングフィルターが汚れている場合もあるから気を付けて。ネガに埃がなければ、アンチニュートンリングフィルターが汚れている可能性もある。

もとい。

黒枠を出すとこんな感じになる。

締まる感じ。ノートリミングの証明と言う人もいる。何よりもフォコマートで焼いた感がいい。35mmフィルムで枠を出せるのはフォコマート以外聞いたことがない。もちろん、ネガキャリアの枠を削るという方法もあるけれど。

通常は黒枠がないと、空を焼きこむことをするけど、その必要はなくなる。

写真家の加納満さん、こんな方法もあるんですねぇ。早速ガラスネガキャリア買ってしまいました。当然ながらピント合わせは改めて行う必要はあると思う。

私もバルナックIIIfとズマロンサンハンで撮ったネガはフォコマートで四辺均等な枠を出すことはできませんでした。広角レンズで撮るとネガの枠の縦横の長さは微妙に広がるんでしょうね。その反対で300mmの望遠レンズで撮ったネガは黒枠は出しやすいです。

なるほど。焼きこむんですね。縦横の長さを厳密に合わせないといけないですね。私なんか、過去にプリントしたサンプルの写真でイーゼルマスクの羽の位置決めをしていますが、ちゃんと計測しないとダメですね。

ここまでネガキャリアをお持ちとは驚きです。ガラス付きもある(;^_^A

ハッセルブラッドで撮ると絵の縦横が少し狭まります。したがって、フジの引き伸ばし機やラッキーの引き伸ばし機でも黒枠が出ます。

左の縦の黒枠に v カットが2つありますね。これがハッセルブラッドで撮ったという証明。

645の枠にも V カットがあります。下の横の黒枠です。余談ですが、ハッセルブラッドで645の縦位置はかなり難しかったです。そのためPME90を入手しました。

最近、フジのネガキャリアの入手しました。借りている暗室のネガキャリアを削る訳にはいかないので、入手したネガキャリアを削ろうかと。そうすればフジの引き伸ばし機で35mmのネガフィルムでも黒枠が出ますので。

問題はどんなヤスリで削ればいいのか。100円ショップのヤスリでも良いのか。なんかガタガタになりそう。

いいなと思ったら応援しよう!