「生きること」への覚悟
こんばんは。
ブーケアーティストの咲凜（えみり）さとです。
恵みの雨は良いけれど、湿度高いのは勘弁してほしいです。空全体に除湿器をかけたい気分になります笑。
さて本題に。
この世に生まれてきた「使命」は何だろうか。先日の YouTubeライブ講演を通して、意識することが増えています。
私は、「生きること」に対して執念と覚悟を持ち続けているようです。2018年の大手術が切欠です。生きることへの覚悟がなければ、私は今ここにはいません。
ふとした瞬間に思い出す言葉があります。
申し訳ないけど、あなたは見た目何一つ変わっていないじゃない！。「がん」だなんて一切わからないじゃない。普通の人と同じでしょ。
その方は、術後直後の私に向かって震える声で叫ばれました。
私は、ただただ黙ってその方を見つめることしかできませんでした。誰も、その方と同じ苦しみを経験することはできません。その方の身代わりになることもできません。
私には、その方の悲痛な雄叫びに聞こえました。その方が抱えている苦しみ・痛み・辛さ・怒り・悲しみ。孤独の中で闘い続けて、誰も理解してもらえないことへの怒り。
目の前のその方が、私に重なって見えました。
試練を乗り越えるのは、本人にしかできないことだと私は捉えています。誰も肩代わりできません。あの時の私は、たった一人で恐怖・不安・痛み・苦痛・悔しさ・怒り・無力感… 様々な感情を乗り越えていました。一瞬一瞬、今を生きることに必死でした。逃げ出したくても逃げ出せない目の前の現実に向き合い続けることに必死でした。
一般的に「がん」は、術後5年が完治の目安と言われています。私が罹患した「膵神経内分泌腫瘍」は、術後年数に関係なく再発の可能性があります。
術後執刀医から生検結果を聞いた瞬間、私は膝が震えました。
「リンパ節2箇所転移」
大手術を選んだことを心底良かったと思った瞬間でした。悪性度低く転移しているケースは、レアケースだそうです。だからこそ、注意深く今も経過観察を継続していただいています。
「再発」のことは、普段は意識していません。
それでも、私の心と体には無意識に確実に刻み込まれているようです。あの時のように、何もできなくなる瞬間がくる危機感を持ち続けているようです。
だからこそ、必死になって活動を続けています。
「身体が自由に動くうちに、一歩でも前に推し進めていきたい。救っていただいたこの命を、一瞬1秒たりとも無駄にしたくない。」
私は、絶えず心の奥底で叫び続けているような感覚を覚えます。自分で自分自身に、焦りを自覚するときもあります。だけど、仕方ないんです。生きることへの覚悟が、刻み込まれているから。
あの頃の私は、なぜ私がこんな目に合わなければならないの！と怒りが沸き起こった瞬間が何度もありました。
ならないに越したことはないけれど、なったからこそ得られる気づきと宝物があります。あの時の出来事は、私にとっては必要な出来事です。今の私は、はっきりと断言できます。
あの出来事がきっかけで、私は「花・ブーケ」と出会いました。ブーケは、私にとって「生命力」の象徴です。ブーケは、私に「生きる喜び」「生命力」を与えてくれます。私の持つ「底力」を実感させてくれます。
「今を生きること」
「生き続けること」
「ALIVE」
私の使命は、ブーケを束ねることを通して私自身の「生き様」「生命力」を示し続けていくことなのかもしれません。
今日もお読みいただきありがとうございます。明日も素敵な1日になりますように。
咲凜（えみり）さと
ご案内
ブーケ・グループセッション
第三回ブーケ・グループセッション in ザ・ペニンシュラ東京開催が近づいてまいりました。
日時：2024年9月28日(土)11:30~15:00
テーマ：「孤高のグラン・ブーケ」
申込開始：7月29日
「好きに触れ続けること」「今を生きること」について講演しました。
咲凜（えみり）さと「大好きな空間・家」が夢叶えてくれる！
心理学師匠・根本裕幸さん主催のYouTube企画にて、闘病前後から今に至るまでを講演させていただきました。ご覧いただけると嬉しいです。
花カフェ
7月23日開催のお申込期限、7月20日中です。8月後半開催について、申込期限を早めの設定にさせていただいております。詳細は、こちらからどうぞ。
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