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背骨が硬いとオフシーズンに体重増加は出来ない！？

佐藤颯＠球速をupさせるプロ

12月に入り本格的なオフシーズンになりました

各チーム・個人で課題違いますが全体的に共通する点としては肉体改造が多いと思います

無闇矢鱈に増やせば良いという訳ではないですが、体重が軽いよりかは重い選手の方が力も出しやすいですし付けれる筋肉量も変わって来ます

とにかく食べてとにかくウエイトしての繰り返しては体質や骨格によっては悪影響になる場合もあります

そこで今回は実際に選手へ指導している内容・効果が出ている内容をお伝えします

◉体重の最低ラインと除脂肪体重

過去の指導選手統計から見ても最低ラインとして身長の−100㌔は体重がないと140㌔を投げるための体ではないです（例：170㎝選手は最低でも体重70㌔）

145㌔〜以上の選手は身長の−100〜95㌔ほどあります

また除脂肪体重（脂肪以外の筋肉・骨・内臓・血液の総合体重）の数値が高い選手ほど球速が出ているデータもあり、除脂肪体重と球速には正の関係があります

これらの結果から食べまくれば良いという訳ではなくて、当たり前の話にはなりますがなるべく脂肪を付けずに筋肉を増やす事が大切になります

◉体重・筋肉を増やすためには内臓を正常に動かす

食べる量・食べ物の質、どちらも凄く大切です

口に入れた物は全て消化・吸収されて筋肉を作る材料として使われます

①口に入れた物を唾液や咀嚼で細かく砕く
②食道を通り胃に向かう途中で更に細かくする、液状化する
③細かくドロドロになった食べ物は胃に辿りついて少しずつ消化される
④その後、腸に行き吸収される

これらの段階をクリア出来て初めて筋肉が作られます

1日に3000キロカロリー食べようが、体に良い無添加の食べ物を食べようが
胃腸に負担がかかって機能しなければ意味が無くなってしまいます

そこで選手に指導して成果が出ているアプローチをいくつかご紹介します

◉顎関節の緊張を取る

咀嚼が大切という事は1度くらい聞いた事があると思います
なぜ咀嚼が大切かというと唾液が分泌されるからです

唾液にはアミラーゼという酵素が含まれていて消化を促進してくれる働きがあります

咀嚼をしっかり行う事で消化⇨吸収までの流れがスムーズに行われます

そこで咀嚼がしっかり行われるために大切なのが顎関節の状態

上顎と下顎の距離が近くなって歯と歯が重なり咀嚼が出来るので顎関節の状態は大切になります

そこでケアをしたいのが咬筋
頬骨から下顎に付着していて収縮すると口を閉じる方向に動きを固めてしまいます

咬筋が緩むと顎関節の動きが解放されて首周りも緩みます

優しく円を描くように指でマッサージしましょう
口の開閉がスムーズになったり首周りが緩むと思います

◉肋骨の柔軟性


胃や腸は体幹部＝肋骨と骨盤の間にあります

大胸筋や広背筋・前鋸筋や腹斜筋が硬くなると
肋骨に癒着が起こって肋骨の動きを固めてしまいます

そうなると間にある胃腸にも影響して機能低下から消化不全などが起きます

特に腹斜筋の柔軟性は大切になります

◉自律神経の乱れ


1番関係が深いのは自律神経

胃腸は自らの意思で動かす・調整する事は出来ない組織で自律神経という体の機能を一定に保つ神経が管理をしています

交感神経と副交感神経という2つの神経がバランスを取って動く時は動く、休む時は休むを自動で調整をしてくれています

朝から日中は交感神経が優位になりやすく
夕方から夜は副交感神経が優位になりやすいです

朝から日中にかけては仕事や学校で動く時間ですからエネルギーが必要なので食事を取って胃腸を使います

という事は使った分はしっかり夜に休めないといけません

胃腸の働きが促進されるのは副交感神経が優位の時です

なので夜遅くまで起きていて体や脳が休めていない状態では1日中ずっと交感神経が働いて胃腸に負担がかかり続けている事

その結果で胃腸に負担がかかり食べ物から栄養を取り込めない状態になってしまいます

また自律神経は背骨にあるので背骨の詰まりや背骨の動きに制限があるとストレスを感じ乱れやすいです

◉実際に行って出た成果


帯同している学校で新チームになり8月末から選手に毎日体重管理をさせる事を全体で行い、上記の内容＋個別でアプローチをしてからチーム全体で平均2•5㌔の増加に成功しています

多い選手でも4キロ弱増えて塁間をライナーで投げれるようになったり、スクワットの重量が＋３０㌔になった成果も出ています

147㌔投げる大師・澤田に関しても栄養の知識はもちろん、体のコンディションの部分で常にやり取りを行っていたので高２秋から高３夏までに大きく筋肉量が増えました

◉まとめ

体重を増やす事において基本としては沢山食べる事ですが、体の状態が良くないと筋肉ではなく脂肪として増えてしまいます

１日トータル2000kcal摂取するとしても３食に分けて食べるのか、４食に分けて食べるのかでは内臓にかかる負担が大きく変わって来ます

しっかり食べる・しっかり寝る・しっかり休む
この３つを心掛けましょう(^ ^)

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1セッション16,000円〜　場所：新宿三丁目

球速UP・肩肘痛・セルフケア・drive lineの指導しています

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