2種類のエクササイズで体幹を使いこなす
今回は体幹で投げるためにオススメのトレーニングをご紹介します
以前に体幹部(肋骨・骨盤)を動かしやすくするエクササイズ等はこちらの投稿で説明しました
ピッチングにおいて速いボールを投げるために
”大きな力を生み出す(投球動作開始→着地)・横向きフェーズ”
”生み出した力をボールに伝える(着地→リリース)・正面フェーズ”
という2つのポイントが大切になります
上記の投稿では投球フォームに関しては触れずに体の機能をあげて、まずは体幹部を動かせるようにするエクササイズをお伝えしました
体幹で重さを感じる
今回は少しフォームにも触れて体幹を使えるようにする内容をお伝えします
1つ目のポイントとして”重さ”を利用する
体幹が使えない原因の1つがボールが軽い分に腕で投げてしまう事
方法としてプライオボールを使用します
硬式ボールは約150g、軟式ボールは約140gに対して重いボールを投げると肩肘に負担がかかります
そこで腕だけでなく体幹から動く事で肩肘に対する負担を体幹に分散する事で体幹で投げる感覚が分かって来ます
使用するボールはdrive lineがあれば225gの赤か450gの青
いきなり1kgの重いボールを投げると故障リスクが高くなるので段階を踏んでから使用して下さい
ダイソーなどにある1kgしかない場合はしっかり体幹周りの柔軟性を出してからトレーニングする事
投げ方は
・右投手であれば正面に対してやや左打者を向く感じで斜めを向く
・みぞおちより下を固定して胸郭を捻る
・骨盤に対して捻った胸郭から回転してリリース
慣れて来たらスタート姿勢を正面⇨反対の右打者向き⇨真横から投げましょう
上肢を使えない環境にする
2つ目のポイントは上肢(鎖骨・肩甲骨・上腕・前腕)を使えない状況にします
というのも上記で説明したようにボールが軽い分に腕が動かしやすい状態にあるのが体幹を使えない原因でした
なので既に腕を使ってあげましょう
やり方はストレッチポールを持ちます
ストレッチポールを両手で持つ事で腕周りを固定します
そうする事で着地からリリースまでのフェーズで体幹を動かさざるを得ない状態にします
そこから初動は体幹から動いて上肢を振ります
戻る時も体幹から上肢の順番でスタート姿勢に戻る
この時に下半身・骨盤は常に正面を向いたままで
ストレッチポールが無ければタオルを張った状態で両手で持つでも良いですしメディシンボールを両手で持って行うのも良いです(^ ^)
まとめ
今回は身体操作ではなくツールを用いてのトレーニングをご紹介しました
中でもプライオボールは通常の硬式・軟式ボールよりも重く、中には10倍以上の負荷が体にかかる重さもあります
それをいきなり投げればもちろん故障やフォームの乱れが生じます
SNS等のDMで見様見真似でプライオボールを投げていると多数の連絡もあるので、ただ投げるのではなくしっかり”投げれる・扱える体”にしてからツールを使用しましよう^ ^
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