限界突破のススメ
今日のきんぱちでおもったこと、ペア練で思ったことです
そもそも限界って何だろう。
【限界】
物事の、これ以上あるいはこれより外には出られないというぎりぎりの範囲、境。限り。(コトバンクより引用)
限界って言葉はこんな意味らしい。ぎりぎりの範囲。
じゃあ、普段演奏してるときに思ってる「限界」って、ほんとに限界何だろうか。
「いや、俺はじぶんのぎりぎりまでやってるよ!」
「これでもうわたしは限界!!!」
っていう人もいると思う。たぶん、それは大体限界じゃない。きっとそれは、本当の限界の50%にも満たない。
限界っていうものの考え方を改めなおしてほしい。
こんな上手く吹けない!
って、思うときがあると思う。
たとえば、
こんな動画を見たとき。
初めてこの動画を見たとき、鳥肌が立った。「こんなことできんの!?」って思った。この速さでアンサンブルが成り立つものなのか。
すごくわくわくした。
けど、同時に、「こんなんできっこないや」とも思ったりした。
でもほんとは、そうじゃない。
だって、これは機械じゃなくて人間のやってること。きっとこれを読んでくれてるのも人間だと思ってる。たぶん。
ってことは、じぶんにもできる可能性はある。そうおもってほしい。
すごくバカっぽいかもしれないけど、そのくらいでちょうどいい。
最初からあきらめてやらないのと、「俺にも、わたしにもできるんだ!」って思って練習してみるのでは全然違う。
練習してて思うこと。
みんな、限界の基準が低すぎる。
少なくとも、強豪校とか名門校とか呼ばれてるところの、その中にいるのは、同じ15~18歳の高校生だ。
それでも、ほんとにそれが限界なのか。実際はもっとうまくなれるはずじゃないのか。
あるいは、プロの超絶技巧を見て、「ああこんなの自分には無理」って思うかもしれない。
「じゃあ聞くけど、あなたは人間じゃないんですか?」
とてもそう言いたい。
どれくらい時間がかかるかはわからない。
でも、きっと四六時中そのことを考えて、たくさん練習したら絶対できるようになる。それは、何年かかるのかわからない。
ただ、ほかの人間にできて、自分にできないことなんてそうそうない。
プロだって、生まれた時からあんなことができるわけじゃないんだし。しっかり考えて工夫して練習してきたから、できるだけ。
自分にはできないなんて絶対思わないでほしい。
できるようにするために。
いま、理想としているプレイヤーがいて、これまでは自分にはできないと思ってたとする。
でも、ちょっとチャレンジしてみたい。
そう思ってくれたら、読んでほしい。
まず、できるようにするためには、
練習内容を徹底的に工夫する。
その曲に必要な基礎的技術を音源、動画、記憶を頼りに片っ端から考える。
そして、やることがある程度定まったら納得いくまで練習する。中途半端で放り投げない。
絶対できるようにしてやる。
その熱意は、必ずや音になって現れる。
理想の音がわからない
理想の音すらわかんない、そんな人もいると思う。
情報量が爆発的に増えた今の時代で、いい音楽をど素人が選び抜くのは困難を極める。
そういうときは、信頼できる人の意見を聞くといい。
この人の耳は絶対良い。
そう思える人をさがす。もし身近にいなければ、SNSでプロの奏者にDMで聞いちゃえばいい。
もし返事がなかったら、素直にあきらめて別の信頼できる人に聞いてみる。だいたい、そうやって信頼されてる人は忙しいからそういうこともたくさんある。
信頼のおける人から、おすすめの奏者、団体を聞き出せたら、生で聴く。
CDより、youtubeより、生演奏。
誰もが言うけど、あたりまえで、CDとかの音源は加工処理されていたりする。また、自分のスピーカーが最新のハイスペックなものでないと、完全再現はどうしてもなされない。
そんな超高価な機械を買うより、演奏会に行く方が手っ取り早いのだ。
自分に伝わってくる振動。雰囲気。熱気。
それをぜひ肌で感じ取ってほしい。そうすれば、明確な理想の音は、形作られていく。
視野を広く持つようにしよう。
部活をやってると、どうしても視野は狭くなっていく。
もしそれに気づけたら、どんどん外部の情報に触れよう。
あの有名な学校はこんなこともできるんだ、じぶんたちにもきっとできるよ!って思うようにしよう。
そういう視点で物事を考えられる人が増えれば、技術はすぐに伸びる。部活も活発になる。
これを読んで、そういう人が一人でも増えたらうれしい。