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障子紙は水でふやける | Jiccaしごと 障子編

広島でも緊急事態宣言が発令されました。アルバイト先がお酒関係だったので休業になり、5月のスケジュール帳は真っ白になりました。生まれた時間で豊栄町シェアハウスJiccaのおうち仕事をせっせと進めます。

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同居人と日中空いている時間を調整して「Jiccaの日」を作りました。やりたい!やりたい!と言っているだけではなかなか物事は進みません。日程調整ファースト!

5月24日(月)Jicca | 障子紙を剥がして、枠の色塗りをする

Jiccaは古民家なので広い和室の横には縁側があって、カーテンや障子を開けると自然光が入って部屋の中は優しく明るくなります。家の柱に合わせて障子の枠を深いブラウンにしたいね〜。目指すは和風モダンというやつかもしれません。

とはいえ、本当の実家に障子こそあったものの紙を張り替えたことも、枠に色を塗ったこともありませんでした。そういえば、実家の障子は少し破れていたけれどそのままにしてあったし、我が家は壁に空いた穴に造花を挿すようなそんな家でした。

一方、同居人は実家でも障子の張り替えをするらしく慣れた手つきで障子を外し、バケツに水を用意し始めました。「水をかけるとのりが溶けて、障子が剥がれやすくなるからね〜!」上からハケで水をかけていくと、本当に障子紙が簡単に取れていきます。ビリビリではなく、フヤフヤです。

人間がみんな一緒じゃなくてよかったな〜知らなかったな〜、水冷たくて気持ちいいな〜と思いながら紙を外していきます。

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枠だけになったら、次は色を塗っていきます。チョコレートという色の名前の塗料です。庭に段ボールを敷いて、その上で黙々と2人で塗っていきます。日差しが強かったので、しっかりアームカバーと帽子をかぶって作業。これは6月中には終わらせないと、かなり暑くなるぞ、、、という気持ちに。

去年、一緒に住んでいた同居人の紹介でおばあちゃんの畑の草抜きを手伝いに行くことがありました。そのおばあちゃんが「作業はぼちぼちやって、その間におしゃべりするのが楽しいのよね」と言いながら、ドラマの話や孫の話をしてくれるんですけど確かに面と向かって座っている時よりも、何かをしながら話しているとペラペラ言葉が出てきます。作業の最後の方はただただ黙々と色塗りをしていましたが、話すときはペラペラ話しました。

晴れている今日中に多くの障子を終わらせたい、と思っていても塗料が乾いてくれなきゃ先には進めません。いくら速乾性が売りの塗料でも待つ時間があります。そんな時間は縁側での休憩時間に。向かいのおじいちゃんがコーヒー牛乳を差し入れしてくれました。「いい仕事するね〜!」褒め言葉付きで。私たちにとってはあそびだけど、田舎の人にとっては生活も仕事なのかな、と思いました。自分たちの生活を豊かにするための仕事はなかなかやっていていいもんです。

本日の障子枠の色塗りも塗料がなくなったところで終了。乾いた枠を部屋にはめて「いいねぇ〜」と同居人と達成感を味わいます。まだまだ障子はたくさん残っているので、また同じ作業の繰り返し。地道に地道に、でもたくさん友達を誘ってあそびながら進めていきたいです。

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