りんごの雪害
全国各地でコロナウイルスが流行し、私の住む弘前市も20日までマンボウとなりました。どこいくわけでもありませんが色々と気を遣いながら生活しなければなりません。一刻も早い終息を願わずにはいられません。
私の住む地域は県内でも雪の多い地域で毎年1m以上の積雪があるのですが、今年はすでに1.5m以上、、、山に近い園地では2mに近づいてきました、、、、。
重みでの枝折れ
降雪が続き、枝に降り積りその重みで枝が折れる。
対策として、ある程度雪が積もったら一本一本雪を降ろしてあげることで枝折れは防げる。
沈降力による枝折れ
これからの時期にかけて、徐々に雪が締まり雪に埋まっていた枝が下方向に引っ張られ枝折れや、幹の裂開が起きる。これが非常に厄介なのです。
対策として、雪に埋まった部分を掘り起こす。消雪材を撒く。今日これを2haやってきてクタクタです。
雪害による二次災害
枝折れ部分からの腐乱病や銀葉病への感染。これも深刻。過度に枝折れした場合は樹勢も乱れ良品化率の低下。
長年かけて育ててきた木が折れたり傷んだりすると生産者のメンタルもかなりやられます。
2005年、私が就農した時も記録的な豪雪となりました。その時には何も知識がないまま、沢山の木を痛めてしまいました。あの時木の雪下ろしをしていれば、あの時、雪に埋まっていた枝を掘り起こしていれば、、、本当にたくさん後悔したもんです。
雪害=人災
あの時の経験から、雪害=人災だと思うようにし対策できることは全てやるようにし、雪の降る前に園地へ消雪材を運んでおき、雪が積もったら枝の雪下ろし、枝が埋まったら掘り起こしたり、消雪材を撒いたり。
明日からは数日天気も良さそうなので消雪材日和となりそうです。