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コロナ禍で清潔になりつつある都会に残された猥雑さ:「Chim↑Pom展:ハッピースプリング」

5月29日で会期が終了した「Chim↑Pom展:ハッピースプリング」。 会期終了が近づくにつれてSNSで話題になっていき、私が行った日は美術館ではあまり見ない制服を着た高校生や、美術館に初めて来たような10代~20代くらいの人が多い印象だった。 客層がガラリと違うからか、いつも粛々としている場がアトラクションの場になっていて「チームラボの展示かよ」と思うほど。 ハッピースプリング展は一部を除いた全ての作品は撮影OKだった。 作品を見たそばから撮り始める若い人たちの姿からは

    • 映画「森のムラブリ」感想文~生活の営みでつながる少数民族と私と

      映画「森のムラブリ インドシナ最後の狩猟民」を見に行った。 監督の金子遊さんと言語学者の伊藤雄馬さんがムラブリ族の生活を追ったドキュメンタリー映画。 ムラブリ族とはタイ北部ナーン県に暮らしている少数民族で400人いる。 言語学者の伊藤さんはムラブリと関わりながら、何年もかけてムラブリ語を収集しているそうだ。 ムラブリ族はタイのほかにラオスに住むグループがいて、昔から「入れ墨を入れた人食い集団だ」という言い伝えがあり交流することがなかった。 避け合っているムラブリの人たちを

      • 音楽を聞いても歌詞が聞こえない。その謎が解けた。

        音楽を聞いても歌詞が音となって入ってきてどんな歌なのかがわからない。 だけど、最近ようやく長年の謎が解けた。私は耳からの情報処理に弱いから勝手にPVっぽいものを作りながら聞いていたのだ。 具体的な曲の例を出してどのように音楽を聞いているのかを書いてみよう。 椿屋四重奏の「群青」 もう何年も前に解散してしまった椿屋四重奏。ライブでも人気の「群青」は、最初の音で明け方4時頃の極寒の日本海をイメージした。(※1) イントロ部分のギターの刻みが入ると静かに波を打つ海の描写が浮かん

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