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瓶(かめ)は凄いかもしれない〜梅干し容器問題

問:「梅干しって何で漬けたらいいのでしょう?」

「梅干しを漬けています」というと、多くの人の頭の中には
けっこう大きな黄色いプラスチックの樽に
カーリングみたいな?重石をドンと乗っけている様子が
浮かぶと思います。

こんな感じ?!

この頃は、少ない量で手軽に漬けられるように
ということで、ビンやジップロックで漬けるのも流行っていますね。


とっても手軽に始められるジップロック


ビン漬けも比較的手軽。中身の変化がわかりやすく、育てがいがある感じ?

わたしが今年、色々な漬け方を試してみて、
これは凄いと思ったのは「瓶(かめ)」です。


古式ゆかしいお姿・・・

平安時代頃から始まったと言われる梅干作りですが、
今の時代ほど気温や湿度が高いことは、かつてなかったと思います。

「梅を漬けたら冷暗所で保存しておいてください」

と言われますが
現代、とりわけ都心部において「冷暗所」をキープすることは
実はとてもハードルが高いのです。

冷暗所とは「温度が低く一定に保たれた暗い場所のこと」

気温が上がり始めた最近のとある朝、
かめを触ったら、表面がうっすら湿っていることに気がついたのです。

冷たい飲み物を入れた容器の表面の結露(の、まろやか版)
みたいな感じです。

この状態からわかることは、

・かめの中と外気の温度差がある、
・かめの中は外気温よりも低く保たれている、
・恐らくかめ内の温度変化はあっても緩やかである

satoe

ということです。
つまり
これで冷暗所の「冷」の条件がカバーできていたのかなと。

「かめ」はこの「冷暗所」を作る入れ物であるのでは?
ということに気がついたのです。

もう一方の「暗」については、
かめ内は光を遮断していますから、
条件クリアーは歴然ですね。

しかも、
かめは梅を干したら、
そのまま保存容器になります。

「漬け込み」と「保存」

をたった1個のかめで回すことができ、
他に容器を買い足すが必要ありません。

梅干し以外にも「冷暗所」を必要とする
漬物、味噌などにも使えますので、
たとえ梅干しを漬けなくなったとしても
生活を支える大事なお道具になります。

ということで、もし私が
「梅干しを漬けたいのだけど何で漬けたらいい?」
と聞かれたら

一つの瓶(かめ)から始める梅仕事

satoe

をオススメしたいと思います。

かめ・・・
本当に素晴らしとしか言いようがありません。
すっかり魅了されてしまいました。

わたしの「瓶(かめ)最強説」
熱く語ってまいりましたが(笑)
皆さまはいかがでしょうか?




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