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近況報告と「梅道〜番外編」スタートのお知らせ

コンスタントに投稿を重ねていたnoteでしたが、5月中旬から始まった梅繁忙期に押されまくって、気がつけば7月に入っていました。

小田原での生梅の収穫と出荷のお手伝い
梅拾いのイベントにお越しくださった方
梅もぎのボランティアにお越しくださった方
昨年お会いした方々との嬉しい再会と新しい出会い、などなど
梅を通じてたくさんの出会いと経験がありました。

そして
杉田、十郎をはじめとする小田原の梅
友人から送られてきた和歌山の梅
会いに行った奈良の梅
取り寄せた千葉、福井の梅
そしてレスキューさせてもらった新潟の梅
さまざまな梅との出会いがありました。

全ての経験が色濃いものでしたが
中でも奈良の十津川村に行ったことは
これまでの自分とこれからの自分をつなぐ
大きな転機になったと思います。

十津川村に移住したと噂に聞いていた友人から
「近所に梅の木があって収穫していいと言われているので、
梅仕事を教えてほしい」
そんな連絡をもらったのは4月の終わり頃でした。

当初はオンラインでお教えしようかなと思っていたものの、ちょうど小田原の梅シーズンが終わったタイミングと友人のタイミングと十津川の梅のタイミングが合った感じがあったので、思い切って現地へ行って、友人と一緒に梅仕事をすることにしました。

自らの手で梅を収穫して、選別して、洗って、梅仕事をする

これまでやってきたことを友人と一緒にやったことはとても新鮮で、少量ながらも多種多様な梅仕事ができたことは、梅仕事が初めての友人にとってはとても良かったと思います。小さく色々楽しく、これが何かを始めるときのポイントかも知れません。

そして何よりも十津川という場所、数年間会っていなかった友人との合間を埋めるような会話の数々。そんな中で私の「熊野熱」が再び目醒めたのでした。

生まれ育ちも千葉県で、父も母も千葉県人な私ですが、なぜか小学生の頃から吉野や熊野に興味がありました。興味というよりも「憧れ」という言葉の方が近い。具体的な行動は起こしたことはなかったけれど、人生の流れのお堀固めは進んでいたようで、気が付けば吉野にも十津川にも田辺にも友人がいるような状況になっていました。

そして何よりも2020年の冬、満を持して熊野古道伊勢路を歩いたこと。この経験が今回の十津川につながってくるとは、その時は全く予想もしていませんでした。

当時、私は日記のようなブログを書いていました。そのブログに熊野古道伊勢路を歩いた記録を残していたのだけど、十津川から帰った後、ふとその存在を思い出しました。「この記録をnoteという場所で、もう一度振り返ってみたい」そんな思いに駆られたのです。

読み返してみると稚拙な部分や今とは考えが違うところもあるのだけど、その時に感じていたことを大事にしたいので、手直しや加筆は最低限にすることにします。

その記録の最初に短く書いていあるのだけど、私は20年ほど前にフランス〜スペインの巡礼路「カミーノ デ サンティアゴ」を歩いたことがあります。追加で歩いた「銀の道」も含め約800キロに渡ったこの巡礼路を歩く経験が私の道歩きの始まりでもありました。

そしてカミーノも熊野も、そこで感じたことや体験は全て「梅」に通じるものがあり、巡礼路を歩くことも梅の活動をすることも、私の中では表現が違うだけで全く一緒のことだと気がついたのでした。

だから梅に出会えた私は本当にラッキーだと思うのです。小学生の頃に恋し憧れた「熊野」と添い遂げることができるであろう生き方を掴むことができたのですから。

ということで、しばらくは梅道の番外編として「熊野古道伊勢路の記録」をお楽しみいただければ嬉しいです。

(2024年梅仕事の記録も随時アップしてゆく予定です)




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