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先日、先輩と何気ない話をしていた時のこと。

先輩の言葉が沁みました。

「そう言えば、『息』っていう漢字は良くて出来ているんだよなあ。」

「『息』って言葉、分解すれば『自』分の『心』なんだよね。」

「息は「自分の心」が反映されている。」

「『心』が乱れると『自』分も乱れ、『息』が乱れる」

「『息』を整えれば、『心』が整い、『自分』が整い、安定するかも」

息と心と自分の関係性。

ホントに漢字はよく出来ているなあと改めて思ました。

普段何気なく使ってる「記号」としての文字。

そして、表意文字としての、そして日本語としての漢字。

そんなこと感じてたら、ゴルゴ松本の「命」の姿が浮かんできて、、。

せっかくなので彼の「あっ!命の授業」の本読んでみました。

「命」の一文字ギャグがをひらめいたきっかけが語られてて興味深いです。
これは単なるギャグじゃないような気がしてきました。

とにかく、分かりやすく、明るく、楽しく、前向きになれる本。

ゴルゴ流解釈が味わい深いです。

「満足するには歩くんです」

でも、そうやって他人のせいにしていると、
永久に心の満足は得られません。
そういう人は、自分が少し満足できるようになっても、次から次へと不満のタネを探してきて、また愚痴をこぼす。
「愚痴」とは、
自分の愚かさを知ろうしない病気のことです。
では、心の満足を得るにはどうするか。
それには、一歩一歩、「自分の足で歩く」こと。
他人や世間をどうにかしようと思うんではなく、
満足したいなら、まず自分が「行動」しなさいということです。
「足す」は足し算の足す。
プラス、マイナスの「プラス」です。
プラスを得て満ち足りるためには、とにかく自分の足を前に出す。
「足」を使うんです。
「行動」するんです。

(同書p142〉

1ミリでもいいので前に進む。

とにかく足を使って一歩でいいので踏み出してみる。

漢字の解釈は、正当な解釈があるのでしょうが、その時々の自分なりの自分流の思いを乗せて解釈を楽しむ事ができる。

日々、何気なく使っている日本語、漢字の奥深さを感じました。



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