(4/11_観察の練習)目で訴える

看板の落書きが気になった話。


お昼になったので、コーヒーでも飲もうとコンビニに向かって歩いると、コンビニのそばに歩きタバコの注意喚起の看板が電柱に立てかけてあった。普段は、あまり気にしないのだが、少し違和感を感じ見てしまった。「目」と「強い文言」が書き足されていたのである。おそらく歩きタバコが減らないことに怒った人が、看板の効力の向上を試み、落書きをしたのだと思われる。それまで「やめよう歩きタバコ」という投げかけのような言葉だったものに、「ポイ捨てするな」という強い姿勢になり、さらにどこかの注意喚起で見たことのある、目が足されていた。落書きの作者の中では、注意喚起といえば、これだという強いイメージがあったのであろう。注意喚起の一つの手段として「目」を足すという行為がある程度浸透しているのだと考えられる。やはり、「目」のイラストという視覚情報は、一定の力強さを持っており、ショッキングな表現なのだと思った。

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