〜不妊治療始める前の話〜 UCになるまで


ここでまず本題の前に

一旦整理という名の私のバックグラウンドを紹介します
隣人の話を小耳に挟んだ程度に流してしまってください


が、忙しい人のためにサクッとまとめると

ここでお伝えしたいのは

”忙しいとかめんどくさいとか思ってても病院には行きましょう”です



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私は両親共に医療関係に勤めるお家で育ちました

歯大工になるべく上京し、大学を無事卒業
そのまま研修を終えたらデキる歯医者になろう!と意気込んでいたのです

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👆当時の私です


ですが…

”人生ってそんなうまくいかない”と20代半ばにして思い知らされるのでした


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『最近お腹の調子が悪いな』

そう思ったのは6年生の大学を卒業し、研修期間(歯医者さんは1年間です)に突入して半年経った頃でした

『今更国家試験とかもろもろの疲れが出たのかな』なんて思い込んでいたんです

研修期間も残り半年

早く終えてやっと社会へ完全に脱することができる!と真面目に生きていた時でした

人生生きてきて生理の痛みも全くなく、ましてや両親の遺伝子のおかげかお腹もほぼ壊したことがない、下半身の機能に全く不自由していなかったThe女性の敵な私


今まで経験なかった下痢がずっと続いていました 

ですが、

『きっとすぐ治る』

そう思い込んでいました



今まで病院にかかったことのない健康な人って病院行くのも億劫に感じてしまうことあるんじゃないかなって思ってます(あくまで私個人の持論です)

自分はまさにそうで、なんともないよね???と思いつつも、

病院に行ってしまったら色々と検査することになって何度も通院するんだろうし、目の前でお医者さんから告げられてはっきり病名がつくかもしれないという恐怖がよぎったのです


ですが、実家の母に電話した際に

「病院に行ってなんともないって診断下るならそれでいいじゃない!なんともないって証明しに病院に行きない!」


その言葉に、重い腰を上げて病院へ行くことになるのです


今思うと本当にその通りだし、実際にその言葉で病院に行って整腸剤だけ貰ってきてやるわ!と意気込んでいました

でも、自分でもそんなわけないとわかっていたのです

その頃には下血(※便に血が混じること)し始めていたのですから


病院へ


個人の病院さんを訪れて一応と血液検査からスタートしました

が、下血していることと血液検査のCRPという値が高いことを告げられました

『CRPとはC反応性蛋白というものです』

なんのこっちゃ?と思いますが簡単に言うと、

値が高くなるほど体のどこかで炎症があったり組織のどこかが壊れてきたりしているということです

『ここではわかりかねるので大きい病院さん紹介しますね』と言われて、嫌な汗が出ました



大きい病院さんへ紹介状を持っていく状況

大きい病院へ行くなんて、人生の半ばでもう歳だな…とか思っていく時期じゃないのか?

病院にお世話になるわけがないと思っている20代半ばの若い女の子だった私が、まさかウ○チのことで大きい病院へ行かなければいけないというミッションを課され絶望しました

そこで担当の先生に言われたのが、『大腸内視鏡検査をやりましょう』でした

(👆実はその前に、糞便検査をやりましょうとか言われたり血液検査して様子を見たりしていました。きっと担当してくれた先生の配慮だったんだと思います。先生ありがとうございます。でも便を病院まで持っていくのはほんとに嫌でした😭)


今だったら即検査しましょうよろしくお願い致します!って言える人間なのですがその当時は『お腹を空っぽにして、お尻の穴からカメラを通される?20代の私がそれやらなきゃいけないの?病院でお尻を晒せというの!!???』

無理の2文字しか出てきませんでした

でもそれしか方法がないと言われてしまい、

一応医療者の端くれになったばかりの人間だったのでやるしかないならそうですねと折れたのでした

きっと私が学生のままだったら断固としてやっていなかったと思いますが、

今言えるのは冒頭でも伝えた通り、病院には行きましょうです

今でこそすぐにやってもらって助かったと思っています



検査は滞りなく終わってすぐに結果が出ました


そこで見つかったのは UC 潰瘍性大腸炎 でした

(検査等々はまた何処かで書こうか、それとも他の方でも書いてそうなので一旦省きます)



この病気ははっきりとした原因が未だ解明されておらず、急性になったり慢性になったりして波がある病気であるとともに国で難病指定に登録されている病気でした(故安倍総理もこの病気にかかり一度総理をお辞めになられております)


『え?つまりほぼ治るってことはないってことですか?』


20代半ばにして治らないであろう病気が判明

せっかく国家試験受かってこれからって時にそんなことになるなんてと

この時は今でも覚えています『病院なんて行かなければよかった』と思ったのです


その後、『病気になったものは仕方ない、うまく付き合っていくしかないんだ』

と思えるようになるまで私は4年ちょっとかかりました


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この病気は10代から20代の方が特にかかりやすいです

冒頭に戻りますが、”忙しいとかめんどくさいとか思ってても病院には行きましょう”

早期に見つかるのが一番ですから


私の場合は早く見つかったお陰で、診断的には全腸性という全部の大腸が侵される状況でしたが即入院する程ではありませんでした

遅くなったりすると治すのに強い薬になっていったり、入院しなければいけないような状況になるので早めに変だと思ったら病院行きましょう



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