見出し画像

天命に生き切る主人公

致知 若獅子の会15周年の記念講演会に
参加させて頂いた。

藤尾編集長の言葉は、まさに「主」という漢字の
ように、彼の燃えた心で私の心を照らしてくれた。
(上の`は炎、王は台座。今いる場で燃えて生きる。
燃えて生きれば自ずと周囲を照らす事ができる)

そして、自分の中で強く感情が揺さぶられた経験が、自分を成長させてくれたり、例えその出来事が
辛かったとしても、自分の受け止め方次第で
感謝できる経験になりうるのだと実感した。

藤尾編集長の挫折経験や奥様のお話を伺い、胸が
ギュッと締め付けられる思いになったが、そこで
編集長が感じられたたくさんのいろんな想いを、
ご自身の志の強さ、深さに繋げられていて、改めて
すべての出来事には意味があって、だからこそ
体験させて頂けることに感謝しなければならない、
と感じた。

そして、自分自身の経験を振り返った時に、まさに
私も辛い経験を通して、今の自分の志に繋がっていると知ることができた。

以前勤めていた職場で暴力を受けたことがあり、
そこからPTSDというトラウマ性の精神疾患を患い、
死んだ方がマシだと思うような絶望の日々を
過ごしたが、その経験によって、「心と身体を
整えて自分らしく生きないと、人は幸せに生きられ
ない」ということを学ぶことができ、自分らしく
生きられる人を増やそう、と志を強く持つことが
できた。

決してその経験は他の人には味わって欲しくないし、許されることではないが、自分にとってマイナスな
出来事は、自分が成長できるチャンスでもあるのだ
と改めて感謝することができた。

そして、お話を伺う中で、言葉というものがどれだけ人間を突き動かしてくれるものなのか、ということを改めて感じることができた。

私たちには心があり、コミュニケーションをとることができ、言葉で相手を励ます事も、笑顔にすることも、傷つけることもできる。

どんな想いで、どんな言葉を使い、相手に届けるか。
どんな言葉を胸に刻んで生きるか。

命の時間をどう使って、二度とない人生をどう
生きるのか?
私は、
「どれだけ時間の密度を高められるか」
という編集長の言葉が、特に印象的だった。

当たり前のように時間があって、志がありながらも
湯水のように時間を無駄に、呑気に過ごしている
自分を今奮い立たせなければいけない、と編集長の
言葉を伺って強く感じたので、

道場さんの
「人の2倍働く」
「人が3年かかって覚える仕事を1年で身につける」
という言葉を私も胸に刻まさせて頂き、
愚直に精進していくと決めた。

.
.
表題の『天命に生き切る主人公』というのは、
志の主人公として生きるという事だ。

国民教育の父、森信三先生はこんな言葉を
残している。
「われわれ人間は、お互いに『天の封書』
 一通の封書をいただいて、この世に生まれ出て
 おります。そこにはそれぞれ自分がこの世に派遣
 せられた使命の内容が書き込まれております。」

誰しも天命がある。
でも、どうやったらその天命に気付けるのか?

藤尾編集長は、こう仰っていた。
「それは、一つひとつの出来事に誠実に
 向き合う事だ。そうする事で、使命や志に
 気付けたり、成長する事ができる。」

目の前の事に文句を言わず、真摯に向き合って
行動していきたい。

いいなと思ったら応援しよう!