「宿題」と「勉強」の区別
息子のこれまでの勉強について振り返っていて
自分の中での区別に気づいたので、メモしておこう。
■宿題と勉強は違う、ということ
「当たり前やんけ」と思われるかも。確かにそう思う。
自分の中で何気なく区別はしていたけれど、実は息子に対しても
明確に区別していたなと改めて感じました。
宿題はタスク。
学校(毎日、長期休み)、公文など出どころは様々ですが、
やらなくちゃいけないこと。
(まあ、やらないという選択肢もなくはないですが、それはまた別の話)
じゃあ、勉強は?
宿題も勉強の一つだけど、誤解を恐れず言えば、
生きること自体、生活自体のすべてが勉強。
サッカーもゲームも、家事も、友達との色々も。
「学び」と言った方がしっくりくるのかな。
息子と向き合うとき、この違いを私はとても意識していたようです。
伝わっているかはともかく、小さな頃からずっと。
勉強というのは子ども(学生)だけがするものではない。
赤ちゃん、おチビちゃんも、大人も、みーんな勉強するんだよ、
楽しいことも、しんどいことも、おもろいことも、そうでもないことも、
「へー」と感じることはお勉強なんだよ、と。
という前提に基づいて振り返ったときの、私の対応は・・
・宿題
息子自身が「やるべきこと」と認識しているのはわかっていたので
「やりなさい」と言うことはなく、
「今日のスケジュール教えて」という感じで本人の意向を聞いて、
そこから大きくはみ出ないようにサポートする役回り。
夏休みの感想文など、本人の苦手分野についてはスケジュールに加えて、「どうやってやる?」と、一方的にならないことを意識して問いかけ。
一方的な指示になると、人って反発心が生まれやすいし、
自分の力でやったという達成感をもってほしかったから。
・勉強
人は、いつ・どこでも勉強するものだ、という洗脳(笑)に励んだ。
具体的には、「私自身が学んでいる姿」を息子に見せること。
息子の宿題や授業の内容に積極的に興味を持つ。
疑問をもったら、子供の勉強内容でも自分でも調べてみたり、
「○○の場合はどうなんだろうね?」って疑問を息子と共有する。
(息子の好奇心にヒットすると自分で調べたり考えたりしてくれる)
クイズ番組に本気で取り組む(母ちゃんすげーと思わせる笑)。
国語辞典、地球儀、子供向けの百科事典を日常的に使う(使わせる)。
それから、仕事の話を息子にする。
自分の理解できないところ(会社)で母が悩んだり学んだりしている…
「そういう世界がある」という認識だけでももってもらう。
要するに、勉強するのは当たり前のことで、特別なことじゃないし、
「自分のため」のものであって、やらされて損したりするものではない。
というより、勉強は未来の自分へのプレゼント!という感覚。
息子はもともと知的好奇心が強いのもありますが、
なんだか貧乏性なところもあって、
この「損得」とか「未来の自分が得をする」みたいな感じが
彼の心にヒットした感もあります(笑)
ここに書いたようなことは、私自身は大人になって感じたことであって
子供~大学生時代の私は、全然真面目とは言えない子だったのですけど。
息子は精神年齢が高いのか、
ほっといても自分のために勉強していて、
我が子ながら、感心したりしちゃいます。