今日の歌詞「長い夢」
長い夢でした
覚めなくてもいいと思った
温かい人も時間も
この場所にはありました
大事な何かを忘れてはいけない気がして
何度も何度も何度も考えています
続く夜の先になにが待ってるかはわからないが
起きてもきっと一人だということは変わらない
それは分かるの
Uh
悲しまないで
もう大丈夫だから
いつだってここに
来ればまた会えるから
悲しまないで
もう大丈夫だから
頑張れない自分を
それ以上責めないで
何も不安にならなくていい場所に憧れていた
寂しさは補いあって
長い夢でした
束の間の休息でした
別れを惜しまず笑った
あなたは魅力的でした
大事な何かにすがりつくのは今日でもう
終わりよ何度も何度も何度も言い聞かせてます
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夢を見ない日はない。
基本的に幸せな夢はあまりなくて、
朝起きるとぐったりしていることが多い。
ついこの前は炎に包まれたライオンのような生き物にまたがって、荒野を駆け回り旅をする夢を見た。
夢をテーマにした曲をかきたいと強く思うきっかけになったのが、
私と同い歳の漫画家"はしゃ"さんが描いた、
「さめない街の喫茶店」に出会ったことだった。
出てくる登場人物がみんな魅力的で、自分の見ないようにしていたなにかに刺さってくるようなそんな感覚を覚えて、最後にぽろっと泣いてしまう、大好きな漫画になった。
私は、年に一回くらい亡くなった母が夢に出てくることがあって、ほんとはもっとたくさん出てきてもらって構わないのだけど、
笑っちゃうほど滅多にない笑
なので貴重さ故に内容をよく覚えている。
夢を見ている間はなぜかこれが夢の世界だということを自覚していることが多い。
「あーずっとここにいたいな」と思って、もうこのまま覚めなくてもいいなぁと思うのだ。
そんなことを思い出しながら歌詞をかいた。
是非「さめない街の喫茶店」も読んでみてほしい。素晴らしい作品。