GW勉強合宿の成果と反省
おはこんばんにちは、こうです。
GWも今日で終了ですね。うちの高校では開校記念日と授業参観日の振替休日で、奇跡の10連休でした(部活のおかげで完全なオフはたった2日間…)!#ブラックすぎない?笑
そんな私のGWですが、実は、高校生向けに5日間の勉強合宿を企画していました。これのせいで結構休みを削ったのですが、それなりの収穫もあったので、それを今日は共有したいと思います。
勉強合宿の概要
こんな感じで,生徒に呼びかけてみました。高校生のGWが忙しいのは十分承知の上でしたが,大学受験を考えている3年生ややる気のある2年生の勉強の場所を作ってあげたいと思い,今回5日間の間学校を解放して勉強合宿を開催してみたということです。
成果
まず,参加人数は,毎日だいたい10〜15名ほどでした。参加は自由ということにしていたので,1日中頑張る生徒もいれば,午前だけ,午後だけ,部活の前だけと,少しだけ顔を出す生徒もいました。
参加してくれた生徒の参加動機と感想は,こんな感じでした。
成果は大きく以下の3つです。
まずは,GWに勉強をちゃんとさせることができたのが大きいと思います。GWが10日間もあるということが学力向上の弊害になってもおかしくなかったはず。もちろん国語,数学,英語の3教科からは課題が出たが,高校生の勉強量としては少なすぎる量でした。でも,5日間の参加者は最大で毎日6時間の学習ができていました。(受験生だと少し不安だが,2年生だと素晴らしい勉強時間)
次に,参加した生徒と進路面談ができたことです。平時の学校があるときだと,なかなか十分な面談はできないんですよ。でもGWはのびのびと時間を使って,日常生活のこと,進路のこと,勉強のこと,など色々な会話ができました!
最後に,勉強の目的を明確にできたことです。面談でも進路のことを話したのですが,「じゃあ実際に勉強って何から始めればいいの?」とか「成績をあげるためにはなにをすればいいの?」とかいう素朴な疑問に答えるためのアプローチができました。
合宿後半に,大体課題が終わってきて,「もうやることがないー」って生徒が出てきたので,5月にある模試の過去問を解かせました。模試の過去問なんてあまり解かないくらいの学力層の学校だから,過去問の使い方から解説を入れて,実際に自己採点の結果から,一人一人と今後の勉強の作戦を立てることができてよかったです。
生徒に,受験当日までの勉強スケジュールを立てる練習や,勉強の優先順位の立て方をレクチャーできたのはデカい!って思います。これからは,自分で考えて勉強できる生徒になっていくはず!!
反省
しかし,反省点も多々あります。。。
まず,第一に,部活に時間を奪われて私がいない時間が多く発生してしまいました。
初日から,結構いない時間があり,生徒自身も「来たけど,先生いないし,どうすればいいの?」状態になった子もまあまあいて申し訳なかったです。
次回は,ちゃんとマネジメントができるようにしっかりフFULLでついて一緒に勉強したいと思います。
また,今回の企画を去年の卒業生は経験済みで,今年もやると聞いて,結構後輩にもおすすめしてくれていたんです。そして,教育大学に進学したOBからは,「僕もその合宿一緒にやりますよ。学習支援のボランティアしてもいいですよ!」と言ってくれる子もいました泣。これは使うに越したことはない!!
(地域と協力した学校運営も大事というし,OBをフル活用したいなー)
次に,これも私がいなかったからおざなりになってしまったことだけど,「学習計画を立ててない」ってことですね。高校生くらいだと,まだ「自学自習できる力」ってのがついてない子がまあまあいます。これは,僕たち教員も反省すべき点です。なんで自学自習できなくなってるかというと「勉強の目的を持っていないから」だと思います。そもそも今の学校って,「宿題が多過ぎ」だし「やらされてる感多め」なので生徒が「勉強嫌い」の状態に陥っています。なので,今回の合宿でも「課題終わったからやることなくなった」って子が結構いました。
生徒の勉強の目的を明確にさせて,さらにそこから逆算して「今日の勉強計画」を立てることができるように,生徒とのコーチングの時間をとってあげたかったなーと思いました。
それと関連するんですが,今回の勉強合宿は結構「放置プレー」になってました。そもそもの立ち位置も,講習じゃなくて,「自ら学ぶ姿勢を身につけてほしい」「学習習慣をつけてほしい」って感じだったので,これはこれでもいいかなって思うのですが。
それでも,もう少しこっちも用意すればよかったかなと思いました。
例えば,コース別の教材を各教科の先生にお願いして拝借(私が用意すると,聞いてないんだけどっ!って怒り出す先生もいるので)とかをして,
各科目の苦手克服コース,応用発展コースなどを選択させて,その教材に取り組むとか。。。
最後に,もうちょっと合宿感を出してもよかったなーっと思います。
これも私が入れなかったからなんですけど。。。
本来なら,やる気のある人が5日間なら5日間全部出るってのが合宿ですよね。今回は私もつけないから,「いつでも来れる時に来ていいよ」ってしちゃった。
だから,少し団結して頑張るっていうのが薄かったかなーって思いました。
毎日フルで来た子は「やりきった〜〜〜!!」って感じで満足度は高そうでしたが,そうでない子は「課題終わらせられてよかったですー」って感じでした。
結構,この勉強合宿って「こんなに長い間勉強なんてしたことなかったから,めちゃめちゃ辛かったけど,みんな頑張ってるから,なんとかやり切れました」という展開が理想で,この合宿が一種の「成功体験」として残るので,今後の勉強も「あの合宿を乗り切ったんだから」っていうふうに考えて頑張れたりするんです。(めっちゃ精神論w)
それが,こんなフリーダムな合宿じゃ得られなかったかなーと反省しております。
開催する側も計画をしっかり立てましょう
当たり前のことなのですが,何かを企画するときは思いつきじゃいけません。目的から手段を割り出して,ちゃんと計画的に執り行わなくては行き当たりばったりのグダグダな企画になってしまいます。
ちゃんとしよう!
次回は多分,夏休み合宿です。これは受験生にとっても正念場!去年の夏休み合宿は灼熱の中みんながんばってたな〜!(もちろん私も)
今回は失敗の部分が多かったけど,夏休みは必ず生徒の糧になるようにちゃんと企画して成功させます!
おわり。