ジェロニモ短歌賞
鈴木ジェロニモさんが開催している横浜ロフトの人気ライブ「ジェロニモ短歌賞」
ジェロニモさんは空耳ボイパ、説明(Youtubeを見てください。明治さんからも評された説明力)そして短歌にも精通している言語となかよしの人です。
第五回の時に呼んでいただいたのですが
おそらくかなり前のライブの楽屋で
穂村弘「手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ)」が好きなんですよ、という話しをしたこととかを覚えてくれていて呼んでくれたのだと思います。
言語とも記憶ともなかよしの人です。
好きな歌集は色々あるんですが一番最初にぞわぞわしたのは
「手紙魔まみ」でただならぬ愛の溢れ方、狂気、一歩間違えば愛情の暴力で、でもとってもキュートで魅力的で、それを食らった側の穂村さんがこういう形で世に放ったというのが面白すぎて
高校時代チア部の朝練に向かう都電の中で、なんだこれ、よくわかんないけどなんかすごいと思いながら見ていました。
普段は30分かけて自転車通学していたので雨が降った日にだけ本を見る
朝昼晩部活、終わりガスト、プリクラみたいな中では「なんか」がなんなのか全くわからず
そのあと大学に行ってからたぶん感情の緊急事態の凝縮っぽいからかも、と後から読むが追いついてきました。
あの時見たものたちはかなりスローペースに自分の中に入ってきたのでよく覚えているものが多いです。
ジェロニモ短歌賞の話しに戻ります。
このライブは事前にお題をもらってそれに沿った短歌を演者が1首づつ提出。
ジェロニモさんは誰が詠んだものかはわからない状態でランク付けと代案をつくり
それをライブで発表するというものです。
https://www.instagram.com/reel/CtRICcxrp_l/?igshid=MzRlODBiNWFlZA==
第5回のアーカイブなどはもう見れないのですが
ジェロニモさんが抜粋してInstagramに載せているので気になる方はそちらも覗いてみてください。
第五回のお題テーマは「絵」でした。
第四回までは人力舎のメンバーが和やかに短歌を楽しんでいたようなのですが
イレギュラーメンバー回の第五回は
過去1治安が悪い回で参考としてもらっていた過去回のライブ映像と違う雰囲気になっていて
それはそれでだいぶ面白かったです。
リップグリップの倉田さんは准教授のようなポジションを確立しているようで
折り句など俳句のレトリックについての講義をしてくれたのですが
倉田さん自身も判定される側の参加演者なので、これで最下位だったらめちゃくちゃださいと野次られた結果
しっかり1位で、お笑いとして0点だとまた野次られていました。
ネギゴリラの細野さんが俳句レトパレに対して「俺のレトリカルパレードを見てくれ」と出した短歌が6位で一同でださすぎると言っていたら
私はさらにその下の7位で更にださいということになりつつも
ジェロニモ先生からの評は「伸びしろしかない」だったので
出すかぎりぎりまで迷った別首も出したら
ザビエルのやつがめっちゃいいじゃんと褒めてもらえて(特に谷さん櫻田さんつばささん)るんるんで喜んでいたら
賞レースで速攻で落ちたくせに他にもいいネタ用意してあったのにと主張するやつだ!ださすぎる!のクリーンヒット野次が飛んだので(特に谷さん櫻田さんつばささん)
結果私は「ださい伸びしろ」です。
短歌賞常連組バローズ徳永さん、車海老のダンスろ過さんの短歌もすごくいいので見てほしい。
谷さんの短歌は見たら谷さんの音声で詠みたくなるもので
櫻田さんは短歌のルールを知らなかったからかなり斬新なものに。
つばささんは笹井宏之賞に応募もしたらしい。
みなさん良くてジェロニモさんを悩ませていました。
次回は10/14(土)12:00開演
第九回ジェロニモ短歌賞
【出演】
鈴木ジェロニモ
バローズ徳永敦
さとなかほがらか
ふたりはリバース堤
写実派芍薬アカデミー
前回より人数が少なく初めましての方もいる回で
どうなるのか楽しみです。
追記
第九回は俳句勢との話しもあって
またも学びののびやかに回でした!
有意義脳みそ刺激で楽しかったです。
前回「伸び代」と言ってもらえた部分と視点の忙しさを整理したところを今回評価してもらえて
確実に人が育つ場ができています。
6分くらいから↑その時なるほどと思った話し