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病室という社交場日記(田舎篇⑥)

91歳のMさんのところに、家が近所だという90歳のおばあちゃん(隣室)が遊びに来た。いわく

昨日、腰が痛くて点滴を受けていた時、尿意を催した。
そのことを看護師に伝えたところ、点滴中だけおむつをしようということになった。
「父さん以外に、初めて見せた。げんなかった(恥ずかしかった)」と!
90年間の人生で、初めて“しもの世話”を受けた。そして
ご主人以外に初めて、“しも”を見せた!と笑いながら語っている。

いやはやなんとも愉快な入院生活である。

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