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元不登校息子、受験すると決めてからは学校行ってました。

中3の春から学校へ行かなくなった息子でしたが、12月に入り、通信制高校へ行くと進学を決めると、12月半ばあたりから学校へ行き始めました。希望していた通信制高校の通学コースは試験があったからです。筆記試験、作文、面接だったと思います。

息子が信頼していた先生が全て担当してくださりました。もちろん、そのためだけに行っていたので、午後の数時間だけでしたが、練習問題をやったり、書いた作文を添削してもらったり、面接の練習をしていたようです。

進路を決めるまでは色々と大変でしたが、ここにすると決めてからは、息子の様子はガラリと変わりました。未来に対しての期待感というか、新しいことへ向かって行くために、頑張ろうとする姿を見て、こちらもやってあげられることはとにかくやってあげようという気持ちでした。

それは、先生も同じだったと思います。試験が1月の半ばだったので、期間も1ヶ月ぐらいでしたが、冬休みに入ることと年末年始で学校自体が休みに当たっていたので、実際、対応してもらえる日数は限られていました。それでも、わざわざ休日にも息子のために出勤して面接練習にも付き合ってくださいました。

学校へ行く時間も配慮してもらい、みんなが授業中の時間帯に行き、帰りもみんなが帰る前の時間にしてくれました。他の先生にも会いたくないという息子のために、その先生が職員玄関からの出迎えもやってくれました。

今思うと、先生だって授業があったはずなのに、息子のために細かく対応してもらったことが本当にありがたかったです。

私も自宅から学校まで車で送迎しました。帰りの車では、どんなことをしてきたのか教えてくれることもあり、久々にみる息子のその様子に嬉しく思っていました。

試験前、最後の練習の日には、わざわざお守りを買ってきてくださり、息子はそれを制服のポケットに入れて試験に臨みました。

当日は、日曜日で学校はお休みでしたが、試験会場に無事着いたかの確認のために先生の携帯に電話を入れることになり、試験前、試験後、息子と会話もしてくれました。

こうして書いていても、学校の前から電話をした様子も昨日のことのように思い出されます。

結果的に、その通信制高校も1年3ヶ月でやめることにはなりましたが、息子が不登校から前に進んでいくきっかけになった学校だったので、そこも感謝しています。

去年の1月の話です。そう考えると、そんな前じゃないし、でもかなり前のことのような感じもする。進学してから、色々なことがあったので。ここに書けないような出来事もたくさんありました 笑。それもこれも、今の息子が存在するためには全部必要なことだったと思います。

今日はちょっと振り返って書いてみました。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

ひとりごと
進路のことで、今が大変な状況にあるみなさん。我が家も先が見えなくて、毎日のように旦那さんと話をして悩んでいた時期がありました。でも、最終的には本人の希望を受け入れることにしたんです。お金の問題や、本人のメンタルの問題、やっぱり無理じゃない?と思いましたが、今はあの時息子の決断を尊重して良かったなと思っています。ちょっと遠回りをすることにはなったけど、それも必要だったんだと思います。誰の進路なのか、人生なのかと考えたら、やっぱり答えは決まってきますよね。なんとかしようと思えば、なんとかなるものです。その想いに現実もついてくるように思いますね。

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