不登校を経て子供も親も成長してる

週末、歯科矯正の通院で自宅に帰ってきていた息子。そこで虫歯が見つかり、月曜日の治療となり、昨日下宿に送っていってきました。

下宿についてすぐに、衝撃の事実。

部屋の鍵がない、、、
おかしいなぁ、、、

でもここからの息子。

大家さんに借りてくる

そう言ってすぐに借りに行きました。瞬時に判断して行動する後ろ姿が、なんだか頼もしい。元々はそう言うタイプじゃないからね、特に私といるときは。私が知らない間にできるようになったのかな。とにかく嬉しい。

マスターキーだから無くさないようにしてねと言われたと。ヒヤヒヤします。無くしたら、ドアノブごと交換ってこと？

部屋に入ってかばんの中を確認するも、やっぱりない。色々と考えてみる息子。テーブルの上に置いてきたかもと言うので、娘に電話して確認してもらうけど、ない。うちのどこかにあることを祈りつつ、１０日分のお洗濯をして私は帰る。

帰ってきて息子の部屋を見たけど、見当たらない。布団もはがして見たけど、やっぱりない。疲れていた私は朝探すことに。

今朝。お洗濯をしようと、息子のズボンを持ったら、チャリチャリ音が。ありました。

ちょうど息子に朝の電話をする前だったので、その時に伝える。

私「マスターキーだから早く返したほうがいいから、見つかった鍵は送るね。」

息子「え？送らなくていいよ。時間の無駄だし、送料もかかるから。どうせ１ヶ月後にまた帰るからその時でいいよ」

私「それはないよ、大家さんの鍵だから。時間の無駄っていうのは、どういう意味？」

息子「母さんが鍵を包んで封筒入れて、郵便局に持っていくまでの時間だよ。送料だって無駄だし。」

息子らしい発想。自分だったらそう思うってことだ。去年、一人で寮生活して限られた仕送りでやっていたから、その辺はなかなかしっかりしている。そして、時間を大事にしている息子らしい。

私「うん、でも母さん大変じゃないから大丈夫だよ。送るから、届いたらちゃんと返してね。」

息子「（ちょっとキレて）わかったよ！」

私は借りている鍵だから早く返したほうがいいと思う判断だけど、息子は自分の都合で考えている。そこも少しずつ学んでいくところかな。

先週から友達のこともあり、気持ちの面で心配はしていたけど、学校へいかなという選択肢は今のところないようだ。

不登校中から見守り待ち、息子の行動を尊重してきた。そのことが、ちゃんと息子のためになっている。せかして、こちらの都合で動かしていたら、また繰り返していたかもしれないし。

息子を尊重するなら、また学校へいかない選択をしたとしても、それもまた受け入れていくことなのかもしれないけど。息子自身が体験を通して一番わかっているから。「あの時よりはずっとマシだから。」最近の息子の口ぐせです。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

ひとりごと

私自身も、最近自分に集中することで、息子のことがあってもちゃんと気持ちを切り替えられるようになった。それはすごく嬉しい。学んでわかっていても、子供のことはなかなかできていなかったから。進んでます、私たち。