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【得津さんとの往復書簡】"子どもとの関わり方"を参考にした二人の先輩(四通目)|

みなさん、こんにちは。人生で初めてクレンジングをしてみました。牛田です。若干ヒリヒリしたので合わなかったようです。

一つ前の得津さんからのお返事(三通目)はこちらから読めます。

初めての方は、ぜひこちらをご一読ください。

得津さん、お返事ありがとうございます。

互いのマイペースにのびのびいきましょうという言葉に甘えていたらこんな日数が空いてしまいました・・・笑

この数週間の間にも、「得津さんってやっぱり関わりとか、雰囲気つくりが上手いんだよなぁ」というエピソードがありました。

一つは、得津さんが体調不良で教室を休んだ時の話です。

僕が生徒の一人と話している時に、ふと「得津さんがいない教室って雰囲気が結構違いますねぇ。」とこぼしていました。二人で「なんでだろう?」「あの笑い声か?」と話していました。・・・結局答えは出ませんでしたが。

得津さんって文字通りのムードメーカーなんですよね。自分から何かを発信して、「あれをやろう」「これをやろう」とか人を話の輪に自然と巻き込む雰囲気をつくっていく。

後で、僕の話の師匠についてで触れますが、僕は得津さんと逆で「受信側」なんですよ。

この発信する力、見習います・・・!

二つ目は、教室での得津さんの様子を見て思いました。

あれは、ご飯のあとでしたっけ?みんなはご飯を食べていて、得津さんが手持ち無沙汰になってました。何をするのかなぁと思ってみていたら、

なんと、 一 人 神 経 衰 弱 をやりだしたんです。

一人で、長机の端っこで、トランプを広げて。

「9とかこれやろー」「1見たなー、、、これやろ!よっしゃ!」

・・・それのなんてまぁ楽しそうなこと。後で別のスタッフが一人神経衰弱に挑戦していましたが、「得津さん、なんであんな楽しそうやったんやろ・・・」と首を傾げていました。

あれは、どの程度素でやっていたのか、何を考えながらやっていたのか気になります。覚えてますか??


さて、本題に入ります。

得津さんからの三通目に次のように書いてありました。

つまりは牛田くんから見た僕の良さ、あるいは僕からみた牛田くんの良さを伝え合い、その良さがどのように成り立っているのかを因数分解していくことも楽しいですが、お互いが今以上に成長するためには、お互いが何を目指しているのか、何をお手本にしているのか、何を学んできたのか。                これらを出し合っていくことで4ステップ目、5ステップ目が見えてくるのではないかと考えたのです。

何を目指して、何をお手本にしているのか、何を学んできたのか

・・・うーん。これについて書こうと思ったんですけど、思い返すのに時間がかかってとても遅れました(言い訳)


子どもとの関わりでお手本にしていた二人

1、自分から子どもに自己紹介をする
2、他のスタッフとも仲良くできる
3、「じゃあ一緒にやろう」と子どもを誘える

得津さんが挙げてくれた「僕が上手に懐に入っていく要素3つ」が上記になります。これまで、自分の要素を因数分解してもらえることってあんまりなかったので、ほほーっと思いながら読んでました。

何度も読みながら自分のことを思い返して、二人、お手本にしている人が思い当たりました。

地元でボランティアをしていた時の先輩「シゲくん」と、サークルの先輩「品川さん」でした。

二人に共通することは、①遠慮せずに人と関わる②率先して楽しむという点でした。

①遠慮せずに人と関わる

二人は、人と関わる時に年齢・性別・立場を感じさせないフラットな人でした。だからこそ、子どもと同じ目線で関われるし、いい意味で遠慮がないのでお互いが全力でたのしめる。

この遠慮せずにっていうのが難しいんですよね。大学生ぐらいになると子どもと関わる時に遠慮しちゃうんです。実際、今までのボランティア経験の中でも遠慮してる人を見てきました。

「子どもが動画を見てるから、邪魔しないようにしよう・・・」

「ゲームしてるけど、知らないゲームだから見るだけにしておこう・・・」

いや、そこは子どもと関われるタイミング!一歩引くなんてもったいない!!って切実に思います。(もちろんずっとぐいぐいいってたら嫌がる子もいるので、相手の様子を見てコミュニケーションの取り方は考えないといけませんが。)

こちらが先に一歩引いてしまったら、それを察して子どもも一歩引いてしまいます。

だから僕は、自分から自己紹介をするんです。まずこちらが一歩踏みよる。その反応を見て、相手はどういうコミュニケーションがいいのか考えたらいい。

上記は対子どもの話でしたが、対大人でも同じです。

得津さんが三通目でも言ってたように、子どもは大人同士の関係に敏感ですよね。大人同士が遠慮し合って、距離を取り合ったり、仲が悪かったりすると、子どもたちはすぐに察します。

だから他のスタッフとも仲良くして、大人同士もフラットな関係であることを感じて欲しく思います。


②率先して楽しむ

僕は、サークルの後輩や新しいボランティアさんによく言うのが「まず僕らが楽しむ」です。だって、嫌じゃないですか。子どもと関わってる僕らが、冷静な目で子どもを見て遊んでいたら。子どもが楽しめるものも楽しめなくなるし、積極的じゃない子は、参加し辛いです。

その「まず僕らが楽しむ」の原点もさっきの二人からきてるなと気づきました。

フリースクールには、ボードゲームがたくさんあり、よくプレイされています。僕らにとっては馴染みのゲームでも、体験や見学で来た子にとっては未知のゲームです。

「やってみようー」と声をかけても、緊張もありますし、まず知らないゲームですし、大体は緊張した面持ちで参加します。

でも、一緒にやる中で僕らが愉快に笑ったり、全力で悔しがったりしていくと、自然と表情が緩んでいくんですよね。

シゲくんと品川さんもそんな人で、乗り気じゃない子も二人は楽しそうにしているから、おいでおいでーって上手に引き込んでいくし、子どもの悪巧みには(プログラムに支障のない範囲で)全力で乗っていく。たまに子どもと一緒に怒られていたけど笑

率先して僕たち大人が楽しむことで、子ども達も遠慮せず「私たちも全力で楽しんでいいんだ」って思って欲しいです。

じゃあ一緒にやろうって誘える

これに関して得津さんは「好みや得意なことを生かせる嗅覚が鋭い」と言ってくれました。確かにD.Liveに興味を持ったのは、HPにボードゲームの画像を載せていたからです。「ここなら自分の趣味を生かせる」と確かに思いました。

もう一つ、一緒にやろうって誘って相手が乗ってくれる要因としては「話の分かる人間」であることも大きいと思います。単純に言うと「共通言語が多い」んですよね。コミュニケーションを取る上で、大きなアドバンテージだと思います。

SwitchやPS4、アプリといったゲームの話題にはじまって、ネット上での話、UFOや未確認生物の都市伝説の話、TikTokの話、VOCALOIDの話、漫画・アニメの話。

最近、子どもと話した内容だと「SCP財団」「クトゥルフ神話」の話とか知らない人が多いんじゃないかなと思います。(暇があったら調べてみてください。SF好きにとっては良い読み物になると思います)

「あーこの人なら話が通じるし、知らない内容でもすぐ理解してくれるだろうなー」って思ってもらえてるんじゃないだろうかと思います。

だから「やろうー!」って誘っても乗ってくれるのではないかなと考えています。

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さて、得津さんの手紙を受けて自分のことをちょっと掘り起こすだけですっごい時間がかかってしまいました。(2週間とちょっと)
自分は、今までを振り返ってあんまり人を参考にしてこなかったなーと思ってたのですが、シゲくんや品川さんのことを考えることができて良い機会になりました。
ただでも、参考にしている人はいたけど「その先」はどうするのがいいんだろう。


中途半端になってしまってますが、ここで手紙を返そうと思います。

あまり話題提供ができてないと思いますが、よろしくお願いします!

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